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2023年10月7日(土) 5位受賞、道迷いしやすい谷 |
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遭難者の原因は4割が道迷い。6月、ヤマップから、「日本一道迷いしやすい登山道」が発表されました。それは山全体ではありません。、 登山道のある地点です。発表後その地点には、道標やストッパーなどが設置され、対策がなされます。確認してみましょう 1位:対馬見山/福岡、2位:千ノ時/奈良、3位:神明山/滋賀、4位:立岩/群馬、5位:城ヶ峰/愛知です。4位神明山は、先週登りました。 今回は、5位城ヶ峰/愛知を登山します。猿投山山系の南に位置します。城ヶ峰だけですと短時間なので加納山をピークハントします。 猿投グリーンロード加納ICで下り、北へ。広沢川で左折し、左岸を遡ります。参考書は、[YAMAP 日本一道迷いしやすい登山道2023]です。 |
駐車場 ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
道迷いしやすい谷道 広沢天神駐車場 ↓ ▲加納山 ↓ 沢登山口 ↓ ▲城ヶ峰 ↓ 武田道登山口 ↓ 広沢天神駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 |
江南発:午前09時00分 晴れ/19℃ 駐車場:午前10時10分 晴れ/21℃ 高低差:200m(130m→330m) |
往:2時間55分(城ヶ峰山頂まで、小休止含) 還:40分(ランチタイム除く) 所要時間:3時間35分 |
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狭い道を700m北に走ると、広沢天神駐車場。小さな鳥居を潜り、第一山加納山を目指します。 (10:20) |
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参道には幟が立ち並び、70m進むと広沢天神です。その右に登山道。 平安時代の法律書「延喜式」(927年編纂)に、この天神の名が記されています。 |
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植林下の登山道は明快。南尾根に登りつき右折します。気温は20度、そよ風の爽やか登山は気持ちいい。 (10:45) |
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細尾根を行くと岩がゴロゴロ現れ、石祠が祀られていました。この先に… |
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加納山山頂309m三等三角点。展望は無く、山名標もありません。下山は来た道を20m戻り、分岐を南東へ。 (11:10) |
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やがて広沢川に出合います。流れには転石があり、渡渉しました。 (11:40) |
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すぐ林道に出合い左折。8分歩くと標柱「猿投七滝⑦広沢大滝」が立ち、階段で河原へ降ります。 |
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滝音が響き、100m上流に広沢大滝。25mの段瀑は、岩の鎧を纏っているようです。 私は20年ほど前に猿投七滝巡りをしましたが、七つの滝の記憶は流れ去っています。 (11:50) |
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林道に金属製の珍しいトロミル水車遺跡。昭和初期から昭和40年代まで、瀬戸物用の石紛を造りました。 |
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加納山下山口から林道を1.3km歩き、標高は100m上げます。ここが沢登山口です。暫く右岸をトラバース。 (12:10) |
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赤テープを追い、沢に入ったり沢道を歩いたり。この沢分岐で右曲折して右股へ移ります。 最初の道迷いポイントです。よく見ると右奥に赤テープが見えます。 沢の登りで分岐における道の選択は難度が高い。 沢は流れを追う降りに限ります。 (12:20) |
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ここは右岸から左岸へ移ります。迷いやすい個所には、必ずテープの誘導があり、集中して目を凝らします。 |
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迷わず谷を抜けられました。急斜面をジグザグ登ると猿投山の南尾根に出合います。良い尾根道を南へ。 (12:40) |
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いきなり胸のすく展望が拡がります。 東南、右端奥に炮烙山684mと六所山611mが並ぶ。 中央辺りに昭和の森があります。 (13:00) |
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本日初めて道標を見ました。右は武田道登山口、左上の城ヶ峰山頂へ登ります。偽ピークで空振りして… (13:10) |
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城ヶ峰330m山頂。ここが本当に山頂なのか? と思うほど地味で山名標も見当たりません。 (13:15) |
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山頂から降るとすぐ鞍部。下山はここを右折して武田道を辿ります。ひとまず直進して登り返し休憩地へ。 |
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休憩地は展望地でしたが木が伸びました。ランチします。ソロの方と話すと以前あの谷で凄く迷ったそうです。 (13:20)~(13:45) |
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休憩地から2コマ上の鞍部に戻り、下山します。ルートにテープはありませんが、良い道です。 |
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広沢川沿いの林道に着きました。猿投山は懐が深い。色々な登山道があり、辿ってみたい。 (14:15) 駐車場着(14:20) |
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東海岳行 |
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“高山のピラミッド | ||||||||||
1年前、ネットニュースで高山市にピラミッドがあることを知りました。登山帰りに寄ると…あらま定休日。今月、家族旅行したとき行ってみました。それは光のミュージアムです。高山市は、高山駅東側1km圏内に主要な観光スポットがあります。 ミュージアムは、高山駅北西2.4kmの丘に囲まれた中山町に建ちます。3年かけて建造され、平成11年(1999年)に開館しました。駐車場無料、入館料:大人1000円、定休日:火水、開館時間:10時~17時です。 駐車場から建物正面に行きました。上の窓がある所が1階で地下3階まであり、敷地面積:2.3万坪(東京ドームの半分)、延床面積:1万坪です。坂を下り50m先のエントランスへ。中に入ってエスカレーターでB3Fへ降ります。(下左) 深いぞ… 着くとそこで4体の彫刻に迎えられました。(上右) この反対側の地下通路を奥に歩きます。(下) 高山の左官職人はざど秀平氏(芸術家)が手仕事で造りました。まだまだ展示室にたどり着いていません。超ド級もスケール。 チケット売り場は、地下通路の50m奥右側です。B2Fへ上がると中央に大空間。(下左) 周囲には、左右が美術展示室、奥の裏は総檜造りの能舞台。(写真左の裏) 中央に水でくるくる回る球体の石。(下右) 頭上は高くピラミッド型の空間。 理解できません。B1Fの展示室を周り(収蔵品はモネ、ゴッホ、ルノワールetc)、1Fへ上がります。中庭を見るとピラミッドが静かにたたずんでいます。(下) マヤ文明のピラミッドをモチーフにした建造物です。 正面に回ると階段が天辺まで続いていますが、階段は進入禁止です。(下左) 内部は、ひとつ上左写真の空間でした。見学には1時間以上必要です。帰り、エントランスから出ると建物は、地形に合わせた設計だと気付きました。 スロープに並ぶ球の石を覗くと、中に2つのライトが埋め込まれています。ライトが二つ入っていてスロープと天空を照らす仕組みです。きっと荘厳な雰囲気でしょうね。しかし、始めから終わりまで頭の中で考えたのは、『どんだけ金かけたの?』 |