|
---|
2024年1月14日(日) 長等山テラスより琵琶湖展望 (右に大津港、手前に皇子山総合運動公園、中央湖畔に青い屋根の競艇場) |
|
1月にNHKテレビで琵琶湖の「あのベンチ」が紹介されました。私は全然知らなかったのですが、全国から訪ねる人が引きも切りません。 行ってみたくなります。それだけでは何なのでキープしていた近江神宮の里宇佐山と三角点別所を登山しました。 名神高速大津ICで下り、北の近江神宮前駅に走ります。そこから西北500mの近江神宮へ… 参考書にYAMAPのお世話になりました。 |
駐車場 ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
近江神宮駐車場 ↓ 宇佐八幡宮 ↓ ▲宇佐山 ↓ 下山口 ↓(車) 皇子が丘公園駐車場 ↓ 登山口 ↓ ▲別所 ↓ 皇子が丘公園駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 |
江南発:午前08時10分 晴れ/-1℃ 駐車場:午前10時40分 晴れ/6℃ 高低差:270m(90m→370m) |
宇佐山往復:1時間45分(ランチタイム除く) ▲別所往復:1時間30分(小休止含) 所要時間:3時間10分 |
||||||
神宮南の駐車場に置車。登山者も停められます。奥のよいこの森保育園左の「宇佐山城跡→」から出発。 (10:50) |
|||||||
道路に出て右折、「宇佐八幡宮」の石柱から参道へ。祭りで神輿を担ぐ人が滑らないよう舗装されています。 |
|||||||
「表参道→」から門を潜り、石段を登ると宇佐八幡宮です。(1065年創建) 本殿右から奥へ行き、「宇佐山城跡→」の案内板から入山します。 (11:10) |
|||||||
登山道は明確、所々に立つ志賀小宇佐山看板プロジェクトの「苦労の先に絶景あり」等メッセージが楽しい。 |
|||||||
宇佐山テラス330mは、宇佐山城の三の丸跡が、整備された展望台です。上コマの回答「答は頂上だから長女」 (11:35) |
|||||||
絶景の展望は、北東に中央奥上:奥島山425m、その左上が冠雪の伊吹山1377mです。 湖面で遊覧船ミシガンが、右に方向転換しています。 |
|||||||
南に宇佐山城主郭が建っていた宇佐山335m山頂です。 (11:45) |
今は、大津テレビジョン放送局の施設が建ち、アンテナが何基も並びます。 |
||||||
南に登山道を降ると、野面積みの石垣を見ました。宇佐山城は、信長の命で1570年の築城です。 (12:00) |
|||||||
斜面のピンクテープを追うと右上に鉄塔。ここでランチを取ります。プラ階段の急降で植林の道を降ると… (12:10)~(13:00) |
|||||||
やがて登山道が終わり、西大津バイパスに出合いました。 (13:20) 橋脚を潜り、車道を300mほど歩けば駐車場です。あまり余裕がないので車で第二山へ向かいましょう。 (13:25) |
|||||||
皇子が丘公園(オウジ)へ。案内係に登山口から一番遠い駐車場に誘導されました。ファミリーで賑わう公園を抜け… (13:35) |
西の早尾神社向かうと、石灯籠に出合います。神社には寄らず、左の石灯籠前を鋭角に左折して降りると… (13:55) |
||||||
渓谷に懸け造りの山上不動堂(ヤマガミ)。859年創建で、1243年焼け打ちで焼失。 信者の方が、この後ほら貝を吹きました。左方向の川沿い道を行くと… |
|||||||
登山口です。写真左端中央の「長等・如意・大文字→」小プレートから木の根階段を登ります。 (14:00) |
|||||||
尾根の踏み跡は明確です。ゆるい坂・急分岐では、往きは前者で。「長等山テラス→」の表示プレートから… |
|||||||
石段を上がると岩場の展望地、長等山テラスです。高度差約250m… (14:25) |
|||||||
ワイドな琵琶湖の絶景は、実に素晴らしい。代表アングルは北東にします。 左上に伊吹山と奥島山。手前は大津市街、対岸は草津市です。 |
|||||||
さらに南西に尾根を登ると、突然のゴルフ場(皇子山CC)。ゴルファーも私を見てビックリ。この先が… (14:35) |
|||||||
三等三角点「別所」370m最高点。展望なし。長等山山頂には往復30分、残念ですが、ここで下山します。 (14:40) |
|||||||
後で分かったのですが、長等山山頂354mから谷道で皇子が丘公園に下山できました。後の祭りです。 |
|||||||
来た道を戻り、皇子が丘公園の広大な敷地を横切れば駐車場です。 (15:25) |
|||||||
東海岳行 |
|||||||
“あのベンチ” | |||||||
琵琶湖湖畔、栴檀(センダン)の木の下に一つのベンチが置いてあります。誰が呼んだかその名も”あのベンチ” ただそれだけなのに四国・関西・関東…車・バイク・自転車、次から次へとやって来ます。目的は、『あのベンチ』 座って見えるのはひたすら湖、何を求めてベンチに座るの? 1/12(金)NHKTV「ドキュメント72時間/琵琶湖畔あのベンチで」が放送され、宇佐山山行の前に行ってみましょう。場所は彦根市石寺町、荒神山284mから北東2kmの湖畔です。
民家の前に数十台駐車できる広場があり、栴檀の木とベンチがあります。(上左・右) SNSで大人気スポットになったそうです。この日、9時半に着いたのですが、2日前の放送されたばかりで日曜でもあり、早朝から訪問者は多い。 手作りベンチは、近くの方で建築業をされてた現在73歳の男性です。2008年に設置しました理由は、『琵琶湖をゆっくり座って見たい。誰が作ったのかはどうでもいいんや。大勢が来るようになり嫁はんが、こうなったのはお前の責任やって言う』
始めベンチは背もたれがありませんでした。現在のベンチは、2016年に近所の大工さんと作った2代目です。対岸に比良山系・武奈ヶ岳1214m(上左)、北東に伊吹山1377m(上右)の展望があり、北方6kmに多景島(タケ)。(下左) コロナの時期(2020~21)はベンチは撤去されていましたが、その後復活しました。何気なく作られたベンチは、思わぬ形で拡がり、多くの人をここへ呼び込んでいます。爽やかな気持ちで宇佐山登山に向かいました。
|