岳行ノート
丸山2 650m/三重県いなべ市

2024年4月17日(水)


カレンフェルトの急登は美しき拷問


 NHK「ウイークエンド中部」で、久しぶりに「ゆる山へGO!」が、4/13放送されました。それが鈴鹿・孫太尾根(マアゴタ)の丸山650mです。

 孫太尾根は、藤原岳へ登るための尾根ルート。途中のお駄賃的な丸山が扱われるのは、想定外で失礼しました。番組ではピストン。

 周回ルートを探すと参考書に孫太尾根のGPS軌跡がありました。挑戦してみたのですが、そのルートで大惨事が発生…


 養老SAで名神を下り、365号線を南下。北勢町の青川沿いに西の墓地を目指します。参考書は、ヤマレコ「地図検索」です。
駐車地
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大きい地図
墓地前駐車地→登山口→▲丸山→神武社殿跡→墓地前駐車地

※赤線はGPS軌跡  ●は主な分岐点


江南発:午前7時30分  晴れ/18℃
駐車場:午前9時25分  晴れ/21℃
高低差:430m(220m→650m)
往:2時間20分(山頂まで、カメラ探し40分除く)
還:1時間20分(小休止含む、ランチタイム除く)
所要時間:3時間40分


 周回には、墓地前駐車場が好都合です。運よく数台分空いていました。(写真は下山時のもの) 駐車場の西に…
(9:40)


 ヘンスに囲まれた水道施設があります。その右、芝生奥が往きのルート入口です。下山は、施設左奥から。

 林道や登山道を進むと広い道に合流します。右折して坂道を降ると… (9:50)

 車止めのゲート。左わきを抜け、左へカーブすれば…


 向こうに小屋と舗装道が見え、手前の尾根舌が登山口です。歩きやすい林床を登ると踏み跡がありました。
(9:45)


 岩尾根にぶつかると左に迂回路。この尾根ルートは、岩場やピークを殆ど左に迂回します。

露岩帯が再び現れ、よいしょよいしょと夢中で登ります。
30分近く汗をかくと勾配の緩みました。

 写真を撮ろうとするとベルトのケースにカメラがない。岩場で好奇心のゆりかごを揺らしすぎたようです。

 いつもはコイル状のストラップで脱落防止していますが、つけ忘れました。2コマ前の岩場まで探しましたがありません。


 40分ロス、#$%&大凶ショック! 写真はスマホで撮影します。尾根が伐採木だらけになり踏み跡を探すと…


 左端に赤テープがあり、トラバースの道が続きます。左折してテープを追うとやがて…
(11:50)


 孫太尾根ルートの大岩に合流しました。もう安心、登山道の1本道です。
(12:00)

カレンフェルトの岩場は急登ですが、補助ロープ・梯子・案内板、そして岩を整えた登山道です。
テレビで『昨年、孫太尾根のルートが整備された』と案内した通り、感謝します。


 本日はめぼしい花はなく、ロケ日の4/2には、絶滅危惧種のヒロハノアマノミノコバイモが咲いていました。


 急斜面のジグザグ道を登ると丸山山頂650mです。展望ランチですが、空気が埃っぽい。
(12:40)~(13:10)

お隣の国から飛んで来た黄砂が覆っています。春は中々グローバルな光景。
下山は整備された孫太尾根なのでミスはないでしょう。


 急坂を降ると先に真っ赤な顔のお猿が休憩してました。私を見て、驚き全速力で姿を消します。
 
 ヤマサクラの大木の周りでは、花吹雪が融けようとしています。


 西の展望。右端:銚子岳1019m、その左:静ヶ岳1088m、左山が竜ヶ岳1099mですが、山頂は隠れてます。


 孫太尾根ルートは、案内標が充実。ここは387mピーク東で、尾根を外し右の山腹へ移ります。
(14:15)


 石標は、「神武社殿跡」です。車に着いたら空身でもう一度、往きの尾根を辿ってカメラを探してみます。
(14:20)


 水道施設の先が駐車場。探索に70分かけましたが、活躍筋が拷問を受け、ボロボロになっただけでした。
(14:30)


東海岳行

  “新本堂は音楽ホール”

 我が町、江南市の永正寺で新しい本堂の落慶法要がありました。4/18の新聞では、本堂は客席を備えた舞台として造られ、証明・音響など設備は音楽ホール並みです。(下左) この形式の本堂は、日本唯一ということで行ってみたい。

 

 GWに記念イベント「変面」が、無料で催され申込みました。永正寺は1504年開山、明治26年再建の旧本堂は、耐震性や使い勝手の問題がありました。建替えらた新本堂は総2階吹き抜けの純木造。2階の桟敷席を含め、全170席です。(上右)

 ご本尊は、舞台中央に祀られていますが、イベントではスライド式反響板で覆われます。 住職が説明しながら開けました。(下左) 素晴らしいアイデアです。天井まで7mあり、直径70cm・長さ13mの巨大な梁が支えています。(下右)

   

 さて演目の「変面」は、一子相伝の芸で中国の国家機密ともいわれるマジックです。中国から来日30年の女子と若い男子が踊りながら、次から次へと顔のマスクを変えます。2階席で観ながらひよこさんは、『すごい、すごい』を連発しています。

 どういう仕掛けになのか全然わかりません。(下左参考写真) 驚いたことに客席に降り、50cmの距離で変面しました。終わると解説タイム。変わるのは、普通は8枚ほどで一流になると10枚以上変えられます。お二人は13枚づつ変面しました。

   

 超一流は期待を超えます。ショーが終わると写真タイム。(上右) 再び住職が現れ、『皆さん、舞台から客席を見てみませんか』と促します。代わるがわる舞台に上がりました。客席は畳でなくタイルカーペットに椅子を並べています。(下左)

 寒さがしのげるよう床暖房です。秋には、合唱やオペラのイベントも開かれます。舞台横の部屋にピアノと運搬用ジャッキが置かれ準備万端です。(下右) 本気のスタインウェイ製でした。HPでイベントのチェックをしなければなりません。

   

2024.05.07(火)01:10