岳行ノート
本宮山6~屋床峰 789m・570m
愛知県岡崎市

2024年5月16日(木)


裏参道に残る石垣群




 東三河の名峰本宮山の№6は、西からの周回です。教科書の河原コース雨山コースを組合わせます。前者は、本宮山裏参道でした。

 往きは石垣群・藤の滝、還りは△屋床峰に登頂するのが楽しみです。本宮山のコースは、多岐にわたり、変化に富んでいます。


 東名高速音羽蒲郡ICで下り、県道322→県道334と北上。東河原口バス停で右折し、河原川沿いを東へ5km遡ります。

 教科書は、東三河山ぽ会編「東三河の名峰:本宮山/№25雨山コース・№26河原コース」です。
駐車地
ドラッグスクロールで移動

大きい地図
林道路肩駐車地→登山口→▲本宮山→砥鹿神社奥宮→△屋床峰林道路肩駐車地

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点


江南発:午前7時15分  曇り/18℃
駐車場:午前9時45分  曇り/19℃
高低差:469m(320m→789m)
往:2時間10分(山頂まで、小休止含む)
還:2時間40分(ランチタイム除く)
所要時間:4時間50分


 車道をUターンして路肩に置車。奥の東南方向へ歩きます。数分で右に炭焼小屋を眺め、左岸沿いを行き…
(10:05)


 林道の右カーブを無視して直進。コンクリ橋のたもとに「本宮山登山口」の小札があり渡ります。
(10:15)


 沢沿いの石垣群に感動(TOP写真)。この「第弐十弐丁目」の丁石から右岸へ渡渉すると…

高さ5m・2段の藤の滝。かっては大きな藤の木があったそうです。
不動明王を祀り、身を清める垢離取(コリトリ)が行われました。
(10:40)


 流れが消え、急斜面のジグザグ道を登ります。上が明るくなり、谷を上がりきると…

 尾根600mに出合いました。南へ…
(11:10)

 50m行くと、左斜面に山腹道が延びています。ピークを外す迂回路です。


 次第に山腹道は薄くなります。上に斜面を登ると、、、どこから来たのか良い道がありました。


 やがて変則的な交差点です。馬の背平の石標が立ち、霧にむせぶ石畳の坂を登ります。
(11:40)


 すると童子&鹿の銅像「みちのり」が立つ広場に出ました。駐車場からスカイラインを横断。
(12:10)

コンクリの急坂を登れば、東三河の名峰本宮山789m一等三角点山頂です。
視界不良、霧は晴れる気配はなく、即刻下山します。
(12:15)


 スカイラインの陸橋を渡り休憩舎でランチ。南へ歩き、「岩戸神社遥拝所」の白札から赤い鳥居を潜ります。
(12:25)~(12:45)


 道を辿ると谷に2本の排水管と四角い溜池、地形図通りです。斜面を上がり、山腹道を西へ進むと…
(13:05)


 天の磐座(国見岩/岩戸神社)に出合いました。神様が国を造るとき、ここで国見をしたそうです。階段を登ると…
(13:15)


 石畳の坂道に出ます。陽が差し、右奥尖峰:662mピーク、中央:大日山651m、左の小尖峰:風頭山597m。


 馬の背平に戻り、南西に延びる左の登山道に進みます。山腹から尾根に出れば…
(13:35)

良い道です。いろいろ分岐の案内がありますが、南西の方向を変えません。


 「屋床峰」570m.読み方は? 仮に床屋の反対で(ヤトコ)。展望はありません。この先で道は、右に方向転換。
(14:15)


 緩やかな尾根道を降れば…


 下に林道。右折して地図を見ながら複雑な林道をつなぎ、下山します。
(14:50)

川沿いを歩くと対岸に石垣群。植林の前は田畑だったのでしょう。
本宮山のコースは、多岐にわたり、変化に富みますね。まもなく駐車地です。
(15:15)


東海岳行

  “1%のはまぐり”

 昨春、息子から、『桑名ではまぐり食べている』と自慢のメール。私もいつか江戸時代からの名産地として知られる桑名ではまぐりを食べてみようと思っていたのですが先を越されました。旬は4月から7月です。最近テレビで特集をしていました。

 「その手は桑名の焼きはまぐり」の洒落言葉は、知っています。昭和に3000トンを収穫したそうですが、1トンまで落ち込みました。今は保護活動が行われますが、桑名産はまぐりは、流通量のわずか1%。高級食材で予約は必須です。

 

 折角なので食事前に観光スポット・桑名の六華苑を訪れました。山林王の邸宅で大正5年竣工当時の姿をとどめてる国の名勝です。ところが月曜日が休業で門の左上にちょっこっと建物が見ただけ。大失敗、ひよこさんに謝ります。(上左)

 近くの本田忠勝銅像の駐車場に置車。桑名城跡に造られた九華公園(キュウカ)を小雨の中、周回します。(上右) 次に広重の「東海道五十三次:桑名」に描かれた蟠龍櫓(バンリュウヤグラ)、ここも月曜日休業。(下左) 『やれやれ』

 

 その先にある七里の渡跡。(上左) 昔は名古屋・熱田から海上七里を船に乗り、ここ桑名の渡しに着きました。予約時間5分前に「はまぐり専門店/蛤一択」へ。(下左) 扉のインターホン横の張り紙「予約時間の5分前に入店可能」と説明書。

 堀こたつの個室には、大皿に2人分の蛤26個(2kg)が置かれてます。料理は「桑名産天然蛤フルコース会席」のみという潔さ。お刺身・焼き・しゃぶしゃぶ・グラタン・磯辺揚げ・雑炊等を1時間かけて頂きました。この美味しさは最初で最後でしょう。

   

 完全予約制でLINEでしか予約を受けません。ハードルは高くても全国的に人気があり、当然予約困難店です。砂が抜けてないと申告すれば、新しいを追加してくれます。接客は素晴らしくお客は食べることに専念、ただサービス料が10%すで。
 
2024.05.24(金)00:10