岳行ノート
雨山山~屋床峰~西蔵 549m・570m・483m
愛知県岡崎市

2024年6月25日(火)


西蔵頂上



 愛知から富士山を眺望できる山は何座あるでしょう。宇連山・鳳来寺山・猿投山・石巻山・宮路山等、本宮山系の西蔵も可能です。

 西蔵から富士山を見たいけど今の時期は望めませんが、周回しましょう。教科書に載る雨山ダムコース西蔵コースを組合わせます。

 城址・展望・ダムの見所豊富。屋床峰は5月登頂しましたが、逆ルートで辿ります。音羽蒲郡ICで下り、r332とr382で北東の雨山ダムへ。


 教科書は、東三河山ぽ会編「東三河の名峰 本宮山」です。またYAMAPの数々のレポのお世話になりました。
駐車地
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大きい地図





雨山ダム駐車場

雨山城址

雨山山

屋床峰

西蔵

雨山ダム駐車場


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点


江南発:午前07時35分  曇り/25℃
駐車場:午前10時10分  曇り/26℃
高低差:298m(260m→558m)
往:2時間30分(雨山山山頂まで)
還:3時間05分(小休止含む)
所要時間:5時間35分


 雨山ダムは、治水利水で高さ21.5m・長さ160mです。広場の東屋で「雨山歩きマップ」を頂戴して出発。
(10:20)


 西へ車道を300m降ると雨山城址登山口。里には、雨山合戦戦死者墓20基が残ります。


 沢沿いを15分ほど北進。突き当りの左斜面を登って尾根に乗ります。南へ少し歩けば…
雨山城址350m。1556年雨山合戦の砦でのろし場と考えられています。
眺望が良く、奥左:額堂山420m、中央:450mピーク、右:2等三角点/桑。
(10:45)


 雨山山への尾根道は、シンプルです。しかし、雨山で意味は通じるのに雨山山になったのでしょう?


 途中の私標は、雨山でなく「天使の森」になりました。随分、崇高で慈愛に満ちた森なのですね。
(11:25)


 林道交差点に降り、直進して舗装道を登ります。「山頂へ750m」から左折して、ネットの道を西へ登れば…
(11:35)

雨山山549m三等三角点です。生物多様性の地を築くため、雨山山周辺を「天使の森」に制定。
三河湾の絶景ポイントですが残念。後半左から右へ辿る南東の稜線。右端が西蔵です。
(11:55)~(12:20)

 ランチが、終わったら正面奥へ下山します。

 この左に勇気のいるトイレが設営されていました。↑


 林道に降り、ここで右折します。3コマ前の林道交差点で左折して東へ進むと…
(12:25)


 写真上の私標「本宮山→」。林道に分かれ登ります。このルートは、5/16「本宮山」で降ったルートです。
(12:40)

40日前に歩いた記憶は残っていますが、降った時と違い登り坂は汗をかきます。


 屋床峰570m、三角点&眺望はなし。南側へ尾根道を急降下します。
(13:20)


 しばらく尾根芯を南下。ストッパーの木の量が激しいここでコブを避け、尾根を外し左へ迂回します。
(13:45)

鉄塔を2基潜ります。1基目(14:05)、これは2基目の展望です。
南東に中央三角形:吉祥山382m。3基目を右に見て降ると…
(14:15)


 風越峠380m。雨山合戦時に今川方がこの峠を越え、阿知波氏を攻めました。最後に100m登り…
(14:50)

 西蔵483m三等三角点。東に展望があり、運が良いと富士山の頭も見えます。↑証拠写真(R4/1/5撮影)が誇らしげです。私標「杣坂峠→」を見て西へ下山します。  (15:15)


 作業道に出合い、「雨山ダム→」に従い北へ降ります。
(15:40)


 一人分の作業道が舗装林道となり、上の出合から30分歩くと鎖の車止めで先にダム湖が見えています。

 雨山ダム沿いに行けば…
(16:15)

駐車場着。『里は暑い』
(16:20)


東海岳行

  “次男のデビュー”

 メーテレ「ざわつく金曜日」は、高嶋ちさ子・長嶋一茂・石原良純の3人が言いたい放題に喋り、愉快・痛快で毎週見ています。バイオリニスト高嶋さんは、定期的に全国ツアーをしているので見に行きたい。でもチケットは抽選で毎回外れ。

 公演が追加され、5回目でやっと当選しました。場所は愛知芸術劇場コンサートホール。1800席と大きくオーケストラ仕様で、クラシック音楽には最高な施設です。当選した座席はステージ背後ですが、後ろから演奏会を見るのは初めてでちょっと嬉しい。


<コンサートホール/中央奥パイプオルガン>
 
<ステージ後ろの席から>

 高嶋ちさ子さんの父は、90歳の高嶋弘之氏です。ビートルズの楽曲「♪抱きしめたい」「♪涙の乗車券」など殆どの邦題は彼が付け、娘より先に知っています。彼の講演会に行ったことがあり、当然、娘のエピソードを紹介してくれました。

 幼児の頃、おねしょをして起きて第一声、大声で『だれがしたの!』 バイオリン奏者として活動を始めた頃、演奏会は観客があまりも少なかったそうです。東北の1000人収容ホールで数十人しか入りません。舞台に登場した彼女の第一声…


<クラシックの譜面は見たことありません>
 
<高嶋+弦男子6名、ピアノ女子1名>

 『この街の人、みんな引っ越ししたの?』(爆笑)。綺麗な顔立ちは「ヴァイオリン界の森高千里」と称され、トークが面白いので人気が出てきました。演奏は、有名曲で聴き所をピックアップしてます。曲間のトークが楽しいく退屈しません。

 突然、『今日はスペシャルゲストに演奏していただきます』と言い、次男(15才)のチェリストを招きました。長男と米国に留学中です。夏休みで帰国。彼をフィチャーした曲は、5分を超える大作ですごいテクニックを披露してくれました。

 
<アンコールは隊列とフォーメーション>
 
<最後の記念撮影、次男は顔を隠し参加>

 次男はこの日がデビューでちさ子さんだけ演奏せず見守っています。彼は今日の食事が全く喉を通らなかったそうです。またピアノのリクエストタイムがあり、高嶋さんから何と私が最初に当てられました。『シネマ・パラダイス』と大声で返事。

 彼女に『ニュー・シネマ・パラダイスね』と即訂正されました。演奏会はアンコール(撮影可)となり、次男『いずれママと一緒にコンサートで演奏する?』と質問されると『アメリカでビジネスをして金持ちになる』 彼もただモノではない予感。
2024.07.07(日)22:00