岳行ノート
田立の滝3 1290m/長野県南木曽町

2024年10月17日(木)


不動岩1290m




 酷暑には、涼しい滝巡りが一番。そこで13年ぶりの田立の滝に決定。ところが7月女性(60)が、木製の橋から数m下に転落しました。

 前日は降雨…その影響でしょうか。即日、螺旋滝より上流が通行止になり、歩道のメンテとなりました。国定公園は対応が速い。


 9/30、HPで解除の告示があり、ジオンさんと行きます。駐車場JR田立駅から北へ20分。教科書は、ぶらりなぎそ「田立の滝マップ」です。
駐車場
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大きい地図



粒栗駐車場
(ツボクリ)

天河滝

箱渕

不動岩

雲上橋

粒栗駐車場


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点
は橋

江南発:午前6時55分 晴れ/19℃
駐車場:午前9時50分 晴れ/21℃
高低差:500m(820m→1320m)
往:2時間55分(不動岩まで、小休止含む)
還:1時間20分(ランチタイム除く)
所要時間:4時間15分

粒栗駐車場手前、右地図の●林道分岐の「うるう滝」看板から400m走ります。
川沿いを歩くと、うるう滝/分岐瀑・落差32m。はすに構えた花崗岩壁を水飛沫が落下してます。
(9:40)


 粒栗駐車場820mは環境整備協力金200円。開通したばかりでWCも綺麗です。気候もいい感じになりました。
(10:00)


 田立の滝七滝巡りは、大滝川渓谷の右岸をしばらく辿ります。緑陰の大自然も魅力です。


 道の巨木にもみたろうさわら太師、このひのきイチローまきチャン・つがえもんのネーミングも楽しい。


 不動岩の展望地です。具合よく切開かれ、絶景写真が得られます。(TOP写真)
(10:50)

田立の滝は滝巡りがメインコースですが、周囲のワイルドな原生林も素敵です。
鉄パイプと網で作られた桟橋は、木製に比べれば安心感が違う。

 案内板から60m下降すると螺旋滝/段瀑・落差25m。水が中ほどの岩にぶつかりねじれて滝壺へ落ちます。
(11:05)

 往復10分、体力消耗しました。次は、洗心滝/本流瀑・霧ヶ滝/分岐瀑・30mと続き…

田立の滝の主瀑:天河滝/直瀑・落差45mです。
切立った花崗岩、天辺から本流が崩れ落ちる様は圧巻。滝上は、進入禁止になりました。
(11:35)


 天河橋・不動橋
と続き、右へ左へと渡り返します。「3人以上同時に渡らないで」の注意書。不動滝/分岐瀑・25m。
(11:55)


 
ちどり桟橋を「足元注意」して高度を上げます。この橋をよく設計・組立出来たものでまさに職人技です。
(12:05)


 そして鶴翼滝/直瀑、そうめん滝/渓流瀑を巡り、コース最後の木橋で左岸へ。
(12:20)


 エメラルドグリーンの淵を見て、川から離れ急斜面を70m登ります。

 林道の避難小屋1320mに到着。北は夕森天然公園1530mですが、南へ歩きます。(12:35)

 林道は、木材運搬の鉄道跡です。素掘トンネルを潜り、小屋から15分で「不動岩→」案内板。

1300m辺りは、秋色に染められ始めました。
(12:50)

 不動岩は標高1290m、川まで100m以上切れ落ちています。 (12:55)~(13:15)

 近くに祠が祀られていました。岩に腰を下ろしてランチします。

南方面、左:高土幾山1037m、その上の遠景恵那山2191mは雲の中 、右上:高峰山945m。
画面中央辺りに道の駅賤母(シズモ)があり、向こうからここ不動岩が見えるはずです。


 階段歩道で高度を70m下げ、渓谷にかかる雲上橋へ戻りました。
(13:20)


 すぐにちどり桟橋。広い隙間が怖い、痩せた踏板は心細い。足を根太に置き、ガニ股歩きで慎重に。
(13:25)


 不動滝・天河滝を過ぎ、霧が滝/分岐瀑・落差30m。ごつごつの大岩壁を水は踊るように落ち、飛沫は大乱舞。
(13:40)


 足場の資材は、どのように運び何人でどのように架設したのでしょう。本当にご苦労様です。駐車場着。
(14:35)


東海岳行

  “港敦賀ノスタルジー②”

 先回道草の旧駅舎から赤レンガ倉庫を訪れました。(北に無料駐車場) 1882年(明治15年)日本海側で初めての鉄道が敦賀で開通。倉庫は外国人技師が設計し、1905年(明治38年)石油貯蔵用として建設されました。(下左)


 2年前に赴任した3代目の恐竜博士が、バス停で迎えてくれます。(上右) ベンチに座り記念写真。倉庫は、「紐育(ニューヨーク)スタンダード株式會社」により建てられましたが、入口上部に右から読む白い文字がうっすら残っています。(下左)


 レストラン館ジオラマ館(水・休)の2棟あり、国の登録有形文化財です。レストラン館は、お洒落なカフェや地元の食材のお料理が楽しめます。ジオラマ館は、全長28m、明治(後)~昭和(初)の敦賀の街並みを1/80で再現。(上右/料金400円)


 映像で歴史が紹介され、鉄道模型が走行すると童心に還ります。一番端に行くとしゃがんでジオラマの下に潜れる入口がありす。(上左) 四つん這いで進み、頭上に開いた穴で立つと街並が超間近です。(上右) これは楽しい。
2024.10.27(日)22:30