14   アングルが欲しい”

 週末が雨ではやるせない‥。予定はすべて中止。そこでまたまた大道草を作ってみました。

 さてこのHPを始める前は、カメラ撮影は記念写真やスナップばかり。しかし岳行ノートのレポでは、色々な写真が必要になります。遠景、近景、超アップ等なかなか難しいものです。それらを普通に撮っていたところ、白影さん山しじみさんが面白写真を掲載されているのを拝見しました。

 例えば、山名標に首だけ載せて撮ったセルフ写真“打ち首”や[小サイズの写真→中サイズの写真→でかい写真]と連続表現(これは「千種街道/イブネ編」「己高山」でパクリました)があります。私も何かやってみたい。そこで考えたのが、たいしたアイデアではありませんが「頂上よりも高い位置から頂上を撮る」というものです。
  
 
 

 それは左のような写真です。鈴鹿「高室山」の山頂写真は、不安定な構図ですが、山頂の3.2m上から撮りました。

 こうしたハイアングルの撮影写真には「」印を文章の最後に付けておきました。誰かがその秘密を見つけるのを期待して‥


 次に鈴鹿石榑峠のコンクリート関所です。随分ハイアングルで4m以上の高さがあります。このとき書込みを頂き、とうとう撮り方をズバリ指摘されました。


 まだその撮り方を明かしていなかったのに良く分かったなあと感心してこの写真を改めて見ると『影がある!』車の影の先に延びた一本の影‥『ありゃ、バレバレだ』
 



 そう、こうして撮っていたのです。ストックの先にカメラをセットして[身長]+[手の長さ]+[ストックの長さ]3.2m。上の写真は、私が車のバックドアに乗り、さらに1m高くなったのです。

 その装置はとても簡単。ストックにアタッチメントを付け一脚にしただけです。セルフタイマーを10秒にセットしてシャッターを押し、ストックを上に掲げます。小さな液晶モニターなのである程度のアングルしか確認できません。そのため失敗が多く、5〜10回ぐらい撮らなくてはなりません。時間がかかります。

左:コーラ製カメラホルダーは、19cm長(18mm径)で好日山荘で1500円で購入しました。
中:ストックに取付たところです。普段はこの形でストックとして使用しています。
右:ホルダーを立ててカメラを取り付けました。カメラは、キャノンパワーショットでバリアングル液晶モニターが自在に動き、構図を決めるとき助かります。
 ネットで調べたら一脚を兼ねたストックも売っていますが、1万円前後で高価でした。本格的に撮影される方は、三脚を持っていかれます。私は重いものはもてない身体なのでこの一脚ストックはありがたい。しかし撮影時に頭上高く上げたとき、風が強いとブレが大きく写真になりません。でも暗い樹林下等フラッシュ無しでも撮れます。

左:先週「吉田山」レポで木々が伸び見えない展望台は『私のように3m以上の身長があると上の景色が見えます』と書いたのはこの一脚で撮ったからです。
右:「小津権現山」の山頂では撮っているとき、何をしているのか疑念を持たれました。
 



 さらにグレードアップ(?)したこともあります。「名古屋七低山」では、駐車地で高さ1mのアルミ三脚に乗り、ハイアングルで撮影しました。(菅田山駐車場)
 



 のようにカメラを向うに向けて撮ったのが、右の「銚子ケ口」水舟の池です。
 


 同じように車の下にストックを突っ込んで「夕森山」の駐車場写真を撮ってみました。
 

 応用でのようにカメラをこちら向きにして二人で肩寄せあえばラブラブ写真が撮れますね。実は沖縄で新婚さんが、大きな三脚でやっていました。

 またのように横に突き出せば、足場の無い沢とか崖に突き出せば安全に撮影できます。
 


 のようにカメラを地面に置き上向きにすれば、のような下から空を見上げる写真も一人で撮ることが出来ます。
 さて写真を撮るにはみなさんのHPを見て勉強をしなくてはなりません。どっしりと撮られる方、粘って粘って撮られる方、超ズームアップで別世界を見せてくれる方。遠近感、高度感、季節感を前面に出す写真など、知識だけでなくセンスがないと表現できません。

 私の場合、技術的なものに対して無知なので殆どオートで撮るためお天気と偶然に支配されます。正直、一眼レフも欲しいけどこのレベルでは、まだまだ先のことでしょう。それにしてもアングルが欲しい。フレッシュで意外なアングルが‥

2007.09.30(日)22.53