20   “山の本の山

 今週は、天気も良く時間もあったのですが山には行きませんでした。来週、ビックリイベントがありその準備のためです。そこで書込みいただいたぴよたさんからのヒントで山の本の思い出を作りました。宜しかったらご覧ください。



 10年ほど前、ひよこさんから『ダイエットのため近所を歩くので付き合って』と頼まれました。私は『3ケ月ももたない。絶対飽きる。それなら休日に名所などに出かけ、そこで歩こう』と応えたのです。それが夫婦でアウトドアに開眼したきっかけでした。最初は、花の名所巡りから始め、ウォーキングへと進んだのです。

 左端の「ふれあいウォーク 東海自然歩道」「愛知子どもハイキング」は、この頃の愛読書でした。

 今まで知らなかった近くの楽しい所、面白い場所を教えてくれたのです。

 本には書込みやマーカーを付け、装丁もボロボロになるほど使い込みました。愛知から岐阜、三重と行動範囲も広がります。

 そして衝撃的な出合い『素晴らしき絶景100』を本屋で見つけたときは小躍りしました。行くたびに目次を塗り潰していたのですが、まだ39ケ所塗ることが出来ていません。

 そうするうち、次第に垂直の歩きが多くなってきました。当然、スーパー低山からですが、ガイドブックが欲しくなり「岐阜の山歩きベスト55コース」を購入にしました。100mの山から3000mクラスへとレベルを上げていく構成がとてもいい。この本も大変お世話になり、登山の楽しさに誘われました。

 「こんなに楽しい愛知の山」「こんなに楽しい岐阜の山旅100コース」では、メジャーでない山が取り上げられ隠れた名山を見つける楽しみがあります。「名古屋周辺の山」では、東海三県以外の静岡、長野、滋賀などの山情報を得ました。やがてあっちの山こっちの山と登り、上写真の「分県登山ガイド」「愛知の130山」とガイド゙ブックも増えていったのです。

 そして西内氏著「鈴鹿の山ハイキング」を新聞広告で発見します。販売店から取り寄せ、手にしたときはその詳細な地図に驚きました。初心者だった私たちに谷、枝沢、うねる尾根など複雑な地形の鈴鹿に踏み入る決心を与えてくれたのです。

 この本さえあれば鈴鹿のどの山でも登られる気になったのですが、現実はそうは甘くありません。でも今も西内氏の三部作は私の鈴鹿バイブルです。他の山域でもこの方式のガイドブックを欲しいと思うのですが‥どなたかが執筆されるのを心よりお待ちしております。

 また山行のたびに地図をコピーし、そこに経過時間や出会った人数など記録していたのが、右写真左端の山行図です。もう5冊になります。

 そんな頃、ネットを見るようになり、いくつか山のホームページをお気に入りに入れたのです。

 「よっせーの山彦通信」「せきすいの山遊録」「雲よりも高く」「東海の百山」は、プリントしてホルダーに保存するくらい毎週楽しみにしていました。

 当時は、自分がホームページを始めるとは全然考えていません。

 私は根っからのマニュアル派なので当然、登山もそれらの本がないといけません。下の写真「中高年のための登山学Q&A」「中高年のための山歩きガイド」「山歩き完全マニュアル」など5冊も読み込み頭でっかちの山好き完成。でも学んだことは多く、登降の歩き方、装備の選び方、危険動物など各々の本に特徴があり勉強になりました。

 さて私も諸事情?により、この「山たまごの東海岳行」をヨチヨチ歩きで始めることになりました。

 すると花や木の名前がわからないので参考書を用意しなければなりません。

 始めは、安くて小さい本「山の花」「野山の樹木」を買いました。しかし載ってないものがいくつもあり、結局は大判の本を買います。私の良くやるムダ買いです。

 写真中央の「週刊 日本の樹木」は、毎週買い忘れないように全30巻をドゥーザ・ド根性で集めました。

 そうするうちに『きのこもいる。鳥もいる』と参考書を欲しがる欲望が加速していきます。キリがありません。さて花は色や季節で探します。木は葉、花、樹皮などで見分る。きのこは、今だにわかりません。マッタケがあれば、そっくりさんのマッタケモドキがあって手に負えない。情けないことに本があっても役に立てることが出来ないわけです。

 でも鳥の分類は面白い。色が基本ですが、ハトより大きいか小さいかでも分けています。そして鳴き声が入ったCDも付いていて楽しい。しかし山で鳴き声を聞いてもCDの内容が思い出せません。私の聴覚記憶能力は、スズメより小さいようです。

 上写真の右にあるのは、スクラップブックで新聞を中心にいろいろ切抜きが貼ってあります。コレからホームページの「みんなの紅葉」「花と風の記憶」を思いつきました。時には、レポを作るときのネタ帳にもなります。これらの本位外にもカシミール3Dや辞典、パソコンの本などありますが割愛しました。

 みなさんは、山の本を何冊貯蔵されてみえますか?。私と同じものもあれば『こんないい本もあるよ』と思われるのもあるでしょう。よろしかったらご紹介いただければ嬉しいです。今回、集めた10年分の本ですが、価格を足したらいくらになるか計算してみようかと思いました。でも背筋が寒くなりそうなので止めました。

2008.4.13(日)21.20