22  “ヒル下がりのジョニー
 
「ヒルがイル」開設3周年記念 (それほどのことでもないのですが、一応タイトルの見栄えがよいので)

◆最後にプレゼント企画があります◆
(08.08.31にこの企画は終了しました)


 2005年6月11日(土)23時に「ヒルがイル」のコーナーを開設して3年になります。その間19,000アクセスのご訪問をいただきました。当初考えた以上の反響で驚いております。皆様の身を挺した山行で出没情報もお陰様で充実できました。今年は湖西方面を追加しようと考えておりますので今後もご訪問よろしくお願いします。


 さて私はヒルに対して、そういう時期にはそのような山へは行かないことが基本的な姿勢です。しかし、微妙な時があります。例えば5月頃、朝の気温は13度でヒルは動かない。でも午後から20度を越すので要注意。そんなときはそれなりの準備をしていきます。具体的には次のようなものです。

@前日、登山靴・登山靴下・登山パンツ・スパッツにヒル忌避剤をスプレーして乾かします。
Aお湯に塩を入れて濃塩水を作り、小型のスプレーボトルに入れ携行します。
B当日は、紳士靴下と登山タイツを履き、その上に登山靴下、登山パンツを着用します。(スパッツは状況により使用)

 この準備の欠点は、前日すべきことを忘れ登山口で気づいても取り返しがつきません。そこで慌ててヒル忌避剤をスプレーしても効果はあまりないのです。肌が荒れることもあります。薬剤を染み込ませ、乾かせてこそ効用があるのです。誤った使用法した人が、ヒルに襲われているのを知っています。

 ところがきちんと靴に処理をしておいても渡渉を繰り返せば薬は水に流れてしまう。厄介なことです。そんなとき、4月25日(金)ネットを見てたら新製品紹介サイトでヒル忌避剤の「ヒル下がりのジョニー」の発売記事を見つけました。早速、お役立ちリストの「ヒルがイル」に掲載させていただいたのです。





「ヒルがイル」紹介文)

◆2008年4月25日(金)「ヒル下がりのジョニー」発売◆

潟Gコ・トレード(四日市市:059-322-3901)は、ヤマヒル避けの忌避剤「ヒル下がりのジョニー」1,200円を3年がかりで開発、このほど販売を開始しました。同商品は「虫避剤(ディート)」を使用せず人体や自然環境に影響がない溶剤を使用しています。
http://risk0.jp/yamahiru/  


 会社のアドレスがあったので、いくつか興味があることや質問をメールさせていただきました。すると即日、西村社長より返信メールをいただきました。


山たまご:同商品は「虫避剤(ディート)」を使用せず人体や自然環境に影響がない溶剤をしようしているとあります。私の使用しているヒル忌避剤(左下写真)にはしっかりディートと成分に表示されていました。
 
●西村社長:ディートについてですが、ほとんどの虫除けスプレーに使用されています。大手企業が販売しているぐらいですから、安全性については問題ないのでしょうが、子供を持つ母親のグループが、ディート含有商品に慎重な姿勢をとっているという情報を聞きつけ、チラシ・HPに記載させていただきました。

 また、私は渓流釣りを楽しむ者として、川を汚したくないという意志の元、危険性のある化学薬品は使用しないというルールを作って忌避剤(右下写真)を開発しました。
他社を批判、中傷する内容でないことをご理解ください。


●私の使用しているヒル忌避剤は、衣類・靴にスプレーして乾燥させなくてはなりません。準備がちょっと面倒で登山口でスプレーできたら使いやすいのです。また渡渉して濡れると効き目が落ちます。「ヒル下がりのジョニー」はその2点ともクリアしておられるのでしょうか。

●あえて、お伝えします。弊社の商品にも弱点といえる点があります。ヌルヌルするのです。しかし、この点は長所でもあります。HP、ブログで動画を紹介させていただいておりますが、幾度となく実験した結果、このヌルヌルがヤマヒルの行動を止める役割を担っています。(現地でスプレーしても大丈夫、またハッカの香りがします)

 「ヒル下がりのジョニー」に、触れたあと
ヤマヒルは見る見るうちに弱って活動が鈍化するのです。ヤマヒルの体表はヌルヌルしていて、水分率が非常に高い。また、日当たりの良いところでは生息できないなどの生態を考慮し、人間などのように皮膚が温度調整のために汗を出したり、体温を守るために収縮する機能(バリヤー効果)を持ち合わせていません。

 それらの観点から、実験の結果、「ヒル下がりのジョニー」が
ヤマヒルの体表に長くついていたほうが効果が上がることを確認しました。ですから、わざと乾かないように粘度調整をしてあります。お客様の価値観によっては、短所として捉えられる方もお見えになるとおもいますが、弊社はあえてこちらを選択しました。

 また、急流の川などに入れば、効果は多少落ちます。弊社の商品も他社同様、靴や衣類に塗布するものです。しかし、山に入ったあとの衣類は洗濯します。その際にキレイにならなければなりません。その点も考慮して粘度調整をしてあります。

 他の衣類と一緒に洗っても、危険な化学薬品を使っていないので、「赤ちゃんの肌着と一緒に洗濯しても安心です」と商品ラベルの上部に記入しました。

                                            

●私のような登山者が、入手しやすい登山専門店でも扱われるよう営業努力をお願いします。

●現在、営業活動に奔走させていただいております。早く、皆様のお手元に届きやすい状態になるよう努力いたします。もし、入手をお急ぎのご友人などお見えになりましたら、インターネット通販にて購入されるようお伝えください。発売記念として、送料無料で販売しております。

※追記:愛知県では駅前アルプスさん、三重県ではシャモニさんで購入可能となりました。大手アウトドアショップでは、ワイルドワン、カモシカスポーツ、アドスポーツ、シェルパ、ヒマラヤ、スウェン、アーシーズ、ベースキャンプ、パーマーク、アイガー興産、エルク(敬称略)で取り扱いが始まっております。(6/8現在)


「ヒル下がりのジョニー」の開発のキッカケは、私自身の鈴鹿でのヤマヒル被害です。実験のため、数え切れないほど鈴鹿産のヤマヒルの命を奪いました。HPで開発秘話を参照してください。ご承知だと思いますが、ヤマヒル被害は全国レベルで増大しています。

 鈴鹿だけでなく、岐阜、千葉、神奈川県ではお茶畑に
ヤマヒルが住み着いてしまい、収穫もおぼつかないほどの被害がでております。先日は被害報告のなかった香川県から注文が入りました。大学、政治家、森林連合会、行政、農協など巻き込みつつあります。

 
ヤマヒルの被害にあった人はちゃんと反応してくれているのですが、そうでもない人もいるので、私の車にはいつも30匹ぐらいヤマヒルが同乗しています。
すぐに見せてあげるのです。みんなビビッますよ!(笑)

 ヤマヒルの攻撃は私も身をもって体験しておりますが、HPに記載してあるように完全装備をしていけば、ほぼ防げると自身を持っています。昨年一年間は、鈴鹿の小岐須渓谷で私自身が人体実験してきました。(笑)

 私はいつも長靴ですが、足元から這い上がってきた
ヤマヒルは、ジョニーがふってあるとその場で動かなくなり、足をドンッと踏めば、ポロっと落ちていくことばかりでした。


 「ヒルがイル」は何度も拝見させていただいておりました。研究者として実験用のヤマヒルを捕獲することも大切な業務のひとつであり、大変参考にさせていただいておりました。


 そして後日、商品チラシと新聞記事、商品宣伝用DVDと「ヒル下がりのジョニー」を送っていただきました。山ねずみさんが、5月25日朝明渓谷の三休の湯でお会いされた方がこの西村社長です。


ジョニーを軌道に乗せたら、ヤマヒルに触らなくても落とす商品を考案中ですし、ヤマヒル捕獲器を開発しなければならない!とっ、訳のわからない正義感に燃えています。「ヒル下がりのジョニー」につづく商品の開発をしたあと、ヤマヒル自体を減らしていく努力をしなくてはならないと考えています。そのため、ヤマヒル被害の現状を近隣の行政機関に訴えています。

 
お送りしましたヤマヒル忌避剤「ヒル下がりのジョニー」の効果、使用感など、どうぞ忌憚のないご意見を頂きたいと思っております。研究開発には使用者の意見が反映されることが一番だと考えています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 『ホゲッ!』私はヒルが大嫌いなので戦慄の遭遇を避けるため「ヒルがイル」を作ったわけです。社長が期待する効果、使用感を伝えるには、恐怖のヒル隊に立ち向かわなくてはなりません。家訓では、頂き物は半返しをして義理を欠いてはいけないとの教えです。あ〜悩ましい。どなたかこんな私をお助けいただけないでしょうか。



(左)黒丸にジョニーをかけるとヒルはフラフラで逃げられません。

(右)直接かけても即死ではない。
(DVDより)

「動画つきHP」でご覧ください。

 商品の販売期は、5月〜10月の半年間だと思われますので商売としては大変です。しかし、鈴鹿山系のお膝元にある会社で作られ、地産地消のようで応援したくなります。






ヤマヒル忌避剤「ヒル下がりのジョニー」
        10名様×3ケ月間プレゼント!
                      (08.08.31にこの企画は終了しました)

 何と西村社長より「ヒルがイル」3周年記念にとヤマヒル情報を頂いた方へ「ヒル下がりのジョニー」をプレゼントして下さいと賞品提供をいただいたのです。お申し出を深く感謝し、プレゼント企画をたてました。皆様のご応募をお待ち申し上げます。

応募方法: 「いつ(だいたいです。本年以外も可)」
         「どこで(○○山、△△谷など)」
         「どんなふうに(2匹見た。足をやられたなど)」
          ヤマヒルに遭遇したり、襲われたか(自身以外も可)を下のメール・ボタンから送信ください。
                               
          件名に「ジョニーに応募」と入れ、お名前の明記をお願いします。
                 
          ※ もしくは掲示板に書き込み下さい。

当選者数:本年6月末7月末8月末に締切り、各月10名様で合計30名様
         多数の場合は抽選とさせていただきます。
         
当選発表:山たまごより返信メールで当選者の方に当選番号と提供元への通知方法をお知らせします。
         (締切日の翌月初めに当選のお知らせをもって発表とかえさせていただきます)
         後日「ヒル下がりのジョニー」一本が、送料無料で当選者宛に届けられます。
          
■応募された情報は「ヒルがイル」に掲載させていただくこともありますのでご了承ください。

中間報告あと10本です。



2008.6.08(日)19.10