大60 “ケラマ諸島” |
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無人島の嘉比島に上陸 |
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2014年3月5日、サンゴの日に沖縄県の慶良間(ケラマ)諸島が国立公園に指定されました。名前は聞いたことがありますが、どこにあるのか知りません。 沖縄本島の那覇市から西へ40km、大小30余りの島々です。ケラマブルーと呼ばれる透明度の高い海、、250種類ものサンゴ礁は生き物のゆりかごです。 冬の温暖な気候にザトウクジラが、繁殖や子育てのために訪れます。島は1988年公開の実話を元にした映画「マリリンにあいたい」の舞台です。 そんな予備知識を得、テレビの特集を見たりするうちに行ってみたくなりました。調べると自分でツアーを組むのは難しく、丸投げJTBツアーにしました。 最高気温10度以下、寒さに縮こむ我が家から最高気温20℃の亜熱帯の島へ‥ |
<ケラマ諸島> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図 |
1日目:セントレア→那覇(ホテル) 2日目:那覇泊港(高速船50分) ↓ 座間味島 ↓ グラスボート ↓ 座間味島周遊 ↓ 島巡り (阿嘉島・慶留間島・外地島) ↓ 座間味島 (シラハマアイランズリゾート) 3日目:古座間味ビーチ ↓ 無人島巡り (安室島・安慶名敷島・嘉比島) ↓ ホエールウォッチング ↓ フェリー ↓ 那覇(ホテル) 4日目:那覇空港→セントレア |
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セントレアから那覇に着き、一泊。翌朝、高速船で50分、ツアーの中心になる座間味港です。 小雨のお天気に自慢のケラマブルーも残念ながらくすんでいます。 ツアーのコンテンツは、大まかに有人島、海、無人島巡りです。 |
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ツアー客は20名。座間味島東の高月山(タカツキヤマ)展望台、標高137m。雨は止まず駐車場から5分ほど歩いて登りました。 私達は、登山用ゴアッテックス雨具で完璧です。これから巡る島々見てると望遠鏡でクジラを探す人、船に位置を教えるそうです。 |
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西にある女瀬の崎(ウナジノサチ)、ここも5分ほど歩きます。雨はやみましたが強風です。曇り空にくすんだ海の波が高い。 |
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やはり西にある阿真ビーチ。貴重なサンゴ礁の遠浅ビーチです。ウミガメも暮しているそうですが、会えませんでした。。 |
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左:映画「マリリンにあいたい」の実在の犬・マリリンちゃん。座間味島南の海辺でボーイフレンドのシロが阿嘉島(アカシマ)から泳いでくるのを待っています。右:シロは阿嘉島の港に建っていました。島の民宿で飼われていたシロは映画に出演したのですが、マリリンは撮影時、事故で他界していました。 | |
映画「マリリンにあいたい」以降、ケラマ諸島は大勢の観光客で賑わうようになったそうです。 座間味港から阿嘉島に小舟で渡り、橋で繋がれた慶留間島(ゲルマジマ)、外地島(フカジジマ)と巡ります。 阿嘉島の北浜(ニシハマ)は、とても美しいビーチです。 夏場なら沖合でダイビングやシュノーケルするダイバーで活気づいています。 |
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阿嘉島(左側)と慶留間島に架かる阿嘉大橋。コバルトブルーの景観に合うように慶留間島側で美しいカーブを描いています。 |
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橋から下を見ると流れる海流はどこまでも透明です。魚はいましたが、ウミガメはここでも会えませんでした。 |
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慶留間島の集落を案内してもらいます。学校は幼稚園・小学校・中学校が合併。メインの高良家は、国重文で船頭主屋と呼ばれる旧家。300円で中を見学出来ますが、何故か誰も行きません。塀は取って来たサンゴを複雑に組み合わせています。ガイドが『海を荒らしたのはオジンたちだ』と言ったのが面白かった。 | |
島巡りのバスの運転手は、宿泊ホテルの社長。山友の野良人さんにそっくりの風貌です。サービス精神が旺盛です。 ツアーにないケラマシカに逢いましょうとジャングルに入りました。先頭の3人は見たのですが、私は4番目で見えませんでした。 |
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添乗員が島へ行く前『ケラマのホテルは那覇のホテルのようだと思わないでください。食事も豪華ではありません』とケラマ・ブルーな言葉。確かに部屋も食事も民宿風。でもシラハマアイランズリゾートは島で一番でっかい。泊まった日、海が荒れ、船の午後便は停止。観光客は来れなくなり私達20名の貸切でした。 | |
座間味島南方の海をグラスボートで観察。いかに静かな内海でも強風で揺れる。冬のためかお魚が少ない。 NHKの番組では、メッチャ泳いでたんですが。曇り空でサンゴ礁に光が届いてません。 |
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3日目は無人島巡り。3島行きますが、それぞれ特徴があります。砂浜に乗り上げておっかなびっくりで下船しました。 安室島、嘉比(ガヒ)島、安慶名敷(アゲナシク)島。生まれて初めて無人島上陸、一人だったら素っ裸になるぞ。 |
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安慶名敷島では、探索に往復700m歩きました。野生のヤギの糞が大量に落ちています。 |
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嘉比島は、2p位の陸ヤドカリが住人。日を避け砂浜の岩陰に沢山隠れていました。海に入れると死んじゃいます。 ここでようやく日が差し、TOP写真のようにケラマブルーをGET出来ました。 |
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いよいよ旅のハイライト、ホエールウォッチング。10隻ほど走っています。左舷に発見! ザトウクジラは体長14m、体重30t。長く潜れない赤ちゃんにお母さんが寄り添います。(右) 子供といっても体長5m、体重も1t 近いのです。波の穏やかな内海で一生懸命、泳ぎを練習しています。 | |
大人は15分に一度の息継ぎですが、赤ちゃんがいるので潮吹きを何度も見られました。(左) テールを見せるのもこの時期では珍しいことです。(右) 30分ほどこの2頭を追い続けましたが、保護のため距離は100m以上離れています。1〜3月、ケラマで過ごした200頭は、5000km離れた北の海へ旅立ちます。 那覇に戻るフェリーからもクジラをラッキーにも見ることができました。ツアーの終わりはむなしい。まだまだ寒さ厳しい我が家に帰ります。すると息子からメールが届きました。『水曜日に山へ行こう』おいおい、帰った翌日じゃないか。 |