大65 “3/4の余裕” |
『大当たり、一等賞!』 娘婿が、抽選会で名古屋場所のチケットが当たり、それを父の日プレゼントで私にくれました。大相撲は、死ぬまでに一度は見たいと思ってましたので2か月後がとても楽しみです。ひよこさんと末娘の3人で愛知県体育館へ7月18日(9日目)に行きました。
ちょうど梅雨明けした暑い日、心には期待の炎が上がります。体育館周囲には、幟が上がり雰囲気充分です。ファンが長い列を作り、関取が入場するのを待っています。友人のトミさんが相撲ファンなので入り時間を訪ねると十両の取組前迄に入ると良いと教えてくれました。2時から6時まで4時間のお楽しみです。
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<愛知県体育館正面> |
<ちぎられた入場券> |
桝席専用入口から入場する30代の男子が、どかっと椅子に座っています。券を渡すとミシン目の入った半券をうまく切れず、3枚合わせて力技で引きちぎりました。こんな雑な切離しは初めて。券を返す時も愛想無し、感じ悪いなあと思っていたら引退した関取で今は親方です。偉い人がやっているんだ、ご苦労様。
お茶屋さんに入場券を渡し、案内されると西の3列目。仕切りをする力士のデカイ尻が目の高さで真正面に見えいい席です。席は工事現場の鉄管で組立てられたようで120cm四方。4人だと脚は伸ばせませんが、3人なので荷物も置け足を伸ばす余裕があります。キャンプ用座椅子を3個持参したので背もたれでき楽ちん。
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<桝席A> |
<十両宇良の取組> |
早速お茶屋さんが運んできたのは、緑茶付き幕の内2段弁当、おつまみのお菓子3種、飲み物(私はノンアルコールビール)総額3350円/1人も賞品には付いていました。十両の土俵入りが始まり、見ながらのランチ。まるでお花見気分でいいですね。入口で貰った本日の取組表でこれからの対戦を確認します。
十両の取組は立ち合いの変化が多く、あっという間に勝負がつき迫力がなくつまらない。でも私でも知っている話題の宇良が入場すると歓声が上がりました。勝負はガチンコで当たり力が入ります。(上右) 宇良が押して勝ったのですが、土俵下に落ちたとき、しこたま足を打ちビッコを引いていました。
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<幕内土俵入り> <ゆるふん> |
<白鵬横綱土俵入り> |
1時間20分で十両が終わり、幕内の土俵入りです。(上左) 大関までの力士が輪になって顔見世。終わって通路にいると完全にゆるふんの力士が帰っていきました。(上中) 大相撲観戦は力士が身近にいることが特徴です。そして横綱の土俵入り。四股を踏むところは『ヨイショ!』 一体感があります。
取り組みでは外国人力士が負けると歓声が上がりました。ちょっとかわいそう。土俵をほうきで掃く。力士が座るデカイ座布団が運ばれる。汗を拭くタオルが用意される。塩が少なくなった籠を入れ替える。勝った力士が力水を次の力士に渡す。一つづつの所作に積みあげた伝統を感じます。
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<懸賞、イチジク浣腸もある>
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<白鵬が負け布団が飛ぶ> |
幕内になると正面から当たり、頭と頭をぶつけゴツッと鈍い音が響き、まさに格闘技、目が離せません。イケメンの力士は人気があるようで8連敗中の遠藤ですが、ひとしきり声がかかりました。でもこの日も負け9敗目。取り組みによっては懸賞が出ます。(上左)スガキヤがある、イチジク浣腸もあるんだ。
稀勢の里Vs照ノ富士は、30本ほど。スポンサーは1本62000円払い、力士の取り分は3万円。大関が勝ち、90万円つかんでいきました。白鵬が足の指を中に入れてしまいグニュと倒れ勢に敗れると座布団が舞います。中入りの始まる前に座布団は投げないでと注意放送がありましたが、そんなの関係ない。
場内放送がたしなめないのは意外でした。回転を付けて飛んでくると落ちるときドンッと音がして威力があります。怖いので背もたれで縮こまっていました。結びの一番で日馬富士が嘉風に敗れると続けて座布団が飛び交う。運悪く正面桝席のおばあさんに当たり倒れました。大変です。
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<満員御礼;愛知県体育館キャパ8100人>
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<テレビに映った> |
最後にお茶屋さんがお土産袋を4人分持ってきました。カリントウ等のお菓子、横綱の名入り湯のみ茶碗3個、力士の絵入りバスタオルなどで席料(11700円/1人)と飲食と合わせると全部で7、8万円はするでしょう。今日はいい思いをさせてもらいました。弓取式が終わり席を離れます。
さて大相撲観戦は家でも楽しみが持っていますね。予約しておいたビデオをチェック。正面カメラから私たちの座った西の桝席は右側ですが、フレーム外で映りません。しかし、土俵入りの日馬富士が入場するとき1秒間親子三人が画面中央に映りました。ただピントは力士に合わせるので私たちはボケています。
それでも良かった良かった。娘は3人気になる力士がいると話しています。いずれもイケメンです。
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