1.明るい廃墟
2008年、びわ湖わんわん王国跡地に大型商業施設の「ピエリ守山」がオープンしました。琵琶湖南に琵琶湖大橋がありますが、その東岸に立地します。つまりお店の西側は、琵琶湖なので商圏エリアは東側だけ。売上は立地で7割が決まるそうで、器が大規模なので厳しい条件だと思います。
同時期、近隣に大型商業施設が2ヶ所オープウンしたこと、リーマンショックが起きたことも相まり、開店時200店舗を誇っていましたが、信じられないことに6年後たった3店舗。そんな閑散状態でも営業を続けたので「明るい廃墟」「生ける廃墟」とネットで話題になり、私は何度かTVニュースで見ました。
運営会社が変わり、リニューアルして2014年12月150店舗でオープン。H&M・ZARA・GAPなど有名店も出店しています。1年後には110店舗になりました。その中で私は気になるお店が3店舗あり、鈴之助の6年生最後の夏休みにママ(娘)とひよこさん4人で行くことにしました。
2.熟成肉
お昼頃、着いたので2階の南端にある熟成肉ステーキ専門店「ゴッチーズ・ビーフ」で腹ごしらえします。全100席あり、私たちはガラス張りで琵琶湖の見渡せる席に座りました。ソファーなのでテーブルが低い。話題の熟成肉ステーキのランチセットを頼みます。肉は40日間寝かせると旨みと柔らかさを増すそうです。
熟成肉とは、どんなものか一度は食べてみたいと思っていました。150gが適量ですが、注文は100g単位。仕方なく100gを頼んだら、現物を見て皆『肉、ちっちゃい!』 確かセットで1500円くらいだったと思います。肉はナイフでしっかり切らなければなりませんが、味わうと4人とも『美味しいね』と言いました。(上中)
3.めっちゃさわれる動物園
食後、2階から1階に下り、鈴之助がきっと喜ぶ「めっちゃさわれる動物園」に行きます。ママは、今日彼にどんな所へ行くか話していません。その方が驚きや喜びが大きいからです。ショッピングモール内に動物園があるのは日本初でしかも動物に触れます。料金は大人1000円、子供600円です。(上右)
入口に黒い大きな老犬が寝転がるので跨いで入園。「コンニチハ」とオウムが出迎える。止まり木から飛び立たないのが不思議です。夏休み終盤でお子様連れが多い。ウサギ、ヒヨコ、小鳥、ハムスターなど小動物にはちびっ子が群がっています。鈴之助は、100匹ほどからヒヨコを1匹手に乗せニコニコ顔。
レアというダチョウの小型版の鳥が自由に園内を歩く。(上中) 立ち止まりブチュッと緑の糞を落とすと係りがすぐふき取ります。そういえば動物臭が殆どしません。写真上奥には足がモップのような毛で覆われた変わったニワトリ3匹がお散歩中。40pもある亀が、巣から出て歩くので係りが抱き上げて戻します。
カオスな光景です。(右上)のカラフルなインコは、人懐っこくすぐ手に乗ります。たちまち背中へ回るので自分では手に負えません。ジャングルゾーンには、ナマケモノ、ワニ、大蛇、そしてライオンは寝ていました。ピラニア、毒グモ、大ゴキブリ、、、は当然触れません。
鈴之助はワンワンコーナーやキャットルームに入りたそうでしたが、次の予約の所へ行く時刻です。とても残念そう。夜間は放し飼いの動物はどうしているのでしょうねえ?
4.スカイアドベンチャー
本日、核心のスカイアドベンチャーは外に出た南にあります。最近各地でこのスタイルの施設ができていますね。大人4600円、子供3600円ときつめの料金。鈴之助だけで挑戦です。中学生団体の後に予約しましたが、何と彼一人。彼は興味はあったでしょうが、まさか自分がやるとは思っていなかったので緊張した顔。
安全ハーネスを着用し、最初は高さ4mのコースで高度に順応します。(左上) ここは身長100cm以上が対象とのこと。屋根の高さの空中に8つの仕掛けがあり、鈴之助は下を見るとやばいので正面を見つめてクリアしていきました。その都度、励ましの拍手を送ります。
『ママ〜どうすればいいの』と弱音は一切吐かないのに感心。仕掛けごとに手や足をどうすればいいか、自分で考えているのでアドバイスはいりません。終わると8mコースです。2階の高さに15の仕掛け。(上中) 進むうちに笑顔も出て、周りを見る余裕も出てきました。風がなくてよかったです。
手に汗握る難関を休みもせずにクリアしていく姿は、随分成長したなあと思いました。最後はZIPラインで琵琶湖を眺めて100mを滑空します。(右上) 45分かけて降りてきて感想を聞くと『怖かった。手の平まっかっか』 ご褒美にソフトクリームを御馳走しました。
次のお客さんは、小学一年生の娘と若いお母さんの4組です。さてビデオを回していたママが『今日は、めっちゃ濃い一日だったね』 鈴之助『動物園、もう一度来たいな』 鈴之助は来年中学生、私も園内にいたヤギの赤ちゃんが気になりますから彼が子供のうちに来てみましょう。
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