大95 “知らない清水寺” |
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『修学旅行以来行ってない清水寺へ行きたい』と長女が訴えました。そこで桜の季節にひよこさん・長女・次女の親子4人で日帰り旅行します。遅い時間は、絶対混むので6時半に家を出ました。3月放送されたNHKBS「究極ガイド/2時間で回る清水寺」を旅のしおりにします。 開創778年(奈良時代)の清水寺、 ご本尊は人々に救いの手を差し伸べる千手観音です。ご利益を求め年間500万人が訪れます。 当日、車を走らせ市営駐車場に着くと、バス専用で停められません。ここのトイレは借りられます。少し坂を上がっりました。 民間の清水寺門前駐車場に駐車。 (最初の1時間800円、以降30分毎400円) ◆民間駐車場→清水坂→仁王門と進みます。 <清水寺2時間コース> ①首振地蔵 ②仁王門 ③西門 ④三重塔 ⑤随求堂/胎内巡り ⑥千体石仏群 ⑦回廊 ⑧本堂/清水舞台 ⑨濡れて観音 ⑩奥の院 ⑪子安の塔 ⑫音羽之滝 ⑬舌切茶屋 ⑭放生池 |
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駐車場から清水坂(上左)を外国人観光客の中を250m上ると玄関口の仁王門です。(上右) 丹色(ニイロ)の仁王門は、室町時代に再建され、高さ14m・幅10mで重要文化財です。 |
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仁王門前を左に行くと地蔵院善光寺堂。その右隣に小さなお堂があり、首振地蔵が祀られています。(上左) 首は手で360度回せ、好きな人のいる方向に向ければ恋愛成就の後利益あり。門に戻り、仁王様は、高さ3.7mもあり鎌倉時代の作、足の血管が写実的で浮き出てます。(上右) |
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仁王門を潜ると右手に八重紅しだれが満開です。(上左) 右にUターンすると西門(サイモン)が建ち、高さ8m・幅8.5m江戸時代に再建され重要文化財。(上右) 仏教では極楽浄土は西にあり、西向きの西門から思いをはせましょう。 |
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西門横は見晴し台で仁王門と京都市街の絶景が眺められます。西門後ろに高さ31mの三重塔が建ち、江戸時代の重要文化財です。中には入れません。 |
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三重塔裏に随求堂(ズイグ)では、(上左) 胎内巡り(100円)ができます。真っ暗闇を辿り、梵字の刻まれた石に触れ、ご利益を得ましょう。(上右) 清水寺で胎内巡りができるとは驚きです。 |
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次は千体地蔵(上左)、明治の廃仏稀釈で京都中の地蔵・石仏が壊されました。信仰心の強い市民は、清水寺に持ち込み守ってもらったのです。本堂に向かい拝観券400円を購入。重文の轟門を潜ると長さ14mの回廊です。(上右) 右方の音羽山の絶景が気分よい。 |
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回廊終点左に本堂の腰長押(コシナゲシ)、溝が筋になっています。(上左) 江戸時代にお百度参りが流行り、腰長押に竹串を当て夜通しで本堂を回りました。そして室町時代作の出世大黒天。(上右) 2008年に補修されました。最初は鴨川に祀られ、境内に移り、本堂に安置されほど出世。 |
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本堂を離れ、奥の院裏には石柵の中に濡れて観音。(上左) ひしゃくで水を観音様にかければ煩悩や悪い行いが洗い流されます。奥の院から定番の絶景を撮りましょう。(上右) 御本尊の千手観音は、秘仏で次回の御開帳は2033年です。遊歩道を南へ降ると。高さ13m室町時代建造の子安塔。 |
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子安塔北は、三重塔と本堂が一緒に撮影できる隠れスポット。北の人気スポット音羽の滝へ。 清水寺ご本尊の千手観音は、観音=音を観る、つまりあらゆる人の声を聴き、救いの手を差し伸べられるので昔から人気のあるお寺でした。 |
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清水寺ができてから1200年余り一度も枯れていない音羽の滝。(上左) ひしゃくで水を受けるのは、三筋のどれでも良く、金色水を飲みましょう。山の湧き水が音羽の滝となり、そこを水の霊場として清水寺が始まりました。 |
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舞台を支えるけやきの柱は18本、釘一本使用していません。(上左) 高さ13mは4階建て相当で400年前に再建されました。願掛けで清水の舞台から飛び降りたのは、江戸~明治で236件、助かる率は85%。明治5年禁止令が出てやっと沈静化しました。舌切茶屋で茶だんご(500円)で休憩。 |
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締めは放生池からの眺めです。釣った魚を生かして放つ、つまり慈悲の心を思い起こす場所です。丁度風がふき、桜吹雪を受けます。外国の女性が、手に一杯の花びらを拾い集める。清水寺は舞台と滝だけと思いきや、2時間かけじっくり見ると隠れた見所が沢山ありました。 |