岳行ノート

迫間山/関市  標高309m
2005.9.4(日)江南6時50分発 
           曇り 24℃ 
登り:計2時間5分(小休止含)
降り:計1時間40分(小休止含)
 毎週のように山に出かける理由は、私の場合 1)好きだから、2)足筋の維持、3)HPの更新 4)ストレス解消 5)夫婦の絆 etc. <順不同> 
 さて今朝の空はどん曇り。台風の影響で午後から雨が降る予報です。近くなら12時までには完了できます。困ったときの低山ということで「迫間山」を関市から単独で周回します。あら、夫婦の絆はどこに?

 ガイドブックは、風媒社「こんなに楽しい岐阜の山旅100コース美濃下」です。

 この岳行ノートをアップしようとした9月4日20:30にPCトラブルが発生しました。画面が卵の殻のように真っ白、私の頭の中も真っ白。翌朝パソコン教授のメール通り直して8:30回復、空白の12時間です。この間、訪問していただいた方にはご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
 

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の♀:下追間の里にて
語感が素敵で覚えやすい名前です。♂より♀が美しく魅力的です。
三男山男さんより(♂は「八曽山」に掲載)
 




大岩不動P

大岩見晴台

(迫間山)

ANT

神明神社

大岩不動



※赤線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」
 ある日、会社の若手と外出しひと仕事終えた。二人は夏の日差しに襲われ、小さな喫茶店へ逃げ込む。奥に座わりアイスレモンティーを二つ注文した。

 運ばれたグラスからストローで飲むと喉から胃まで素早く爽やか‥。おやおや、彼はストローにレモンの種を詰まらせたようで、頬をへこませ吸い込んでいる。
 
 口の中に種が飛び込み、指でつまみ出すと‥ちっちゃな赤ちゃんゴキブリ。『ホゲ~!』大騒ぎの喫茶店。
 そんな夏日も過ぎゆき、朝早くなら過ごし易くなりました。今日は24℃。季節が、夏のパーツを一つ一つ秋に取り替えているようです。

 関市追間の上迫間集落を抜け、突き当たりの「ふどうの森」に来ました。きれいな水洗トイレもあります。
 「大岩不動」前の駐車場に車を止め、お参りしました。本堂の右側を歩き、かわいい「松王滝」を通り過ぎます。
(7:50)


 そこにいた年配の方に挨拶をすると『お参りご苦労様です。』と言われました。
 木橋を右に渡り「奥の院」方面へ進みます。林道は、上がるにつれ舗装から地道、そして山道に変わっていきます。

 10分ほどで分岐案内があり「大岩の展望台」へ向かいます。

道には、たくさんのツユクサ
 「大岩展望台」に着きました。頂上には簡単に乗れ恐怖感はありません。四周に眺望がききますが、今日はダメです。

 ここは通過して向こう側へ降りますが、巻道もあります。
(8:15)
 この展望台からアンテナを乗せた「迫間山」が、一番奥に何とか見えます。随分遠い。
 登りつめると「大岩見晴台」に到着します。昨年末の「各務野自然遺産の森」で紹介した330mピークです。風がないので蒸し暑くここで休憩します。

 眺望図やアルプスコースと標示された道標が、新設されていました。晴れならスカッとする展望ですが‥。ここからは「迫間山」まで尾根歩きです。
(8:30)

登山道を横切りキリギリスが、飛び回っていました。
 交差点に出ます。右は、「自然遺産の森」の多目的広場、直進は、森の展望台に行きます。三つも道標がありややこしい。

 「迫間山」には、左折して「ふどうの森」方面へ行きます。
(8:55)
 先ほどの交差点から小さな分岐が幾つかあります。道標の<アルプスハイキングコース(北コース)><トンネルのみちよりさくら園>に従います。

 尾根道なので時々眺望が開けます。多賀坂トンネルへ向かう車道が、眼下に見えました。単独の男性2人とすれ違います。
 多賀坂トンネル上のT字分岐です。ここは右折します。ここよりチョコチョコ小さな分岐の連続です。
(9:15)
 トンネルの上を渡り終えた頃、木のベンチがあり、そこからこの分岐はすぐです。ここは左折します。曲がると「迫間山山みち」の鉄看が落ちていました。
 そしてシダの石段を上がります。

15cm径のシロオニタケ(白鬼茸)傘の下のツバが落ちかけています。有毒:三男山男さんより
 尾根途中の「山の神」Y字分岐は左です。10分で立派な鼻の天狗、夕暮不動明王大神に着きます。68年前に一宮の方が建立されたと後ろに彫ってありました。 
 追間八方不動明王、「迫間山」頂上です。ご夫婦と単独男性も登ってこられました。
(8:40)

※頂上は25000分の1地図を見るとここよりもっと手前の通り過ぎたピークでした。(9/5)
 そこにある木のベンチから北方面が展望できます。残念ですが、ブリジストンなどの工業団地しか見えません。

 ここより東方向の高みに紅白の大アンテナが立っています。
 頂上より高そうなので一応、行ってみました。中京テレビ、NHK,岐阜放送の中濃テレビ中継放送所です。
 先ほどのベンチに戻って少し腹ごしらえをします。道標に教えられ下追間方面へ降りました。
(9:55)
 所々、滑りやすい箇所に注意してジグザグ高度を下げていきます。今日の初歩行者は、私らしく蜘蛛の巣を払う役を引き受けなければなりません。

油断しているとこんなのが、目の前に何度も現われます。
ジョロウグモのメス(この時期はスマート)
 ひたすら降り、やがて小沢を丸太橋で渡りました。
(10:20)

 ここで山道は終わり、堰堤が見えてきます。二つ目の堰堤手前を右折し林道に出ます。
 立派な舞台のある「神明神社」に着きました。
(10:40)

 ここに立て札があり内容は、概ね『松茸山期間の9月20日~11月15日は、入山禁止!無断入山者は、10万円!!』狩猟期間も怖いけど、松茸山期間も恐ろしい。注意しましょう。
 下迫間集落から振り返ると「迫間山」のアンテナが、バイバイしています。

 ここから「大岩不動」まで歩かなくてはいけません。25000分の1地図にある谷を抜ける道に向かいます。しかし、そこにたどり着く前に案の定、道を間違え大回りしました。
(11:00)
 その抜け道の入口で農作業の方に確認し、中に入ります。猪の捕獲檻が設置されていました。道は、ほとんどアップダウンなしです。

 ごらんのように東海自然歩道というわけにはいきませんが、問題はありません。

抜け道の最後にいい沼がありました。
向こうに明るく見える所あたりが、車道で左に「大岩不動」です。
駐車場に着くと祭礼があるのか、車がいっぱいでした。
(11:35)

各務原市側からは、何度も「ふどうの森」を散策しています。
今日は尾根道以外は初道、おまけに単独なので緊張気味でした。
低山だけど地図を片手の周回です。完歩できて満足、満足、五万足セール。
さあ帰って風呂に入ろう!

  帰国子女

 米国から帰国した人が、同じ部署でパートで勤めています。お子さんの帰国子女のことを聞きました。

 今は中学1年生ですが、小学校1年から5年までアメリカ人の学校にいき、日本人は彼女一人だったそうです。

 彼女が日本に帰って来たとき、漢字は苦手で歴史も米国史ならわかるけど日本史は分からないので困りました。ファーストフードは、同じブランドでも日本のほうがおいしいとのこと。

 テレビを見ていて、聖子ちゃんのことは知らないけれど『この人の歌っている英語は、何を言っているか分かる。英語うまいよ。でもスマップの英語はぜんぜん分からない。』
 『学校の英語の先生は、発音が訛っていてほとんど分からない。』
 
 そんな彼女も最近では、その先生の英語が理解でき、その訛りで喋られるようになったそうです。『折角の綺麗な発音が、朱に交わって赤くなっていく』とお母さんは困っています。