岳行ノート

百里ヶ岳 931m/滋賀県高島市

2013年6月13日(木)


百里新道のブナ巨木、イメージは千手観音



 梅雨の時期は、好天気を望むことはできません。それでも探すとどこかに前線から離れた地域があります。13日の湖北は、太陽マークです。

 福井と滋賀の県境分水嶺、高島トレイルを水曜会でよく歩きましたが、完踏はしていません。残っている山域で百里ヶ岳(ヒャクリガダケ)があります。

 1990年に開通した百里新道で登り、県境の高島トレイルに移り登頂。下山は鯖街道で戻る周回コースを歩きます。


 北陸自動車道の木之本ICで下り、国道303号線経由で国道367号線の朽木市場(クツキイチバ)まで走ります。県道783号線へ移り、約20km先が駐車地です。


 教科書に中日新聞社刊「東海・北陸の200秀山(上)」と山と渓谷社刊「新・分県ガイド 滋賀県の山」を見ました。
<駐車地>
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大きい地図



小入谷越駐車地
(百里新道登山口)

シチクレ峠

県境分岐(高島トレイル)

百里ヶ岳

県境分岐

根来坂峠(鯖街道)

林道出合

ガードレール入口

焼尾地蔵

カーブミラー入口

根来坂ルート登山口

小入谷越駐車地


は舗装道 赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時45分発  晴れ/26℃
駐車地:午前9時05分着  晴れ/26℃
往:2時間30分(山頂まで・小休止含)
復:2時間55分(ランチタイム除)
◆所要時間:5時間25分



 小入谷越(オニュウダニゴエ)の百里新道登山口前に置車。下山道が植林奥から来ているのを確認し、標柱右へ登ります。
(9:30)

 アカマツコナラの間を斜行し、尾根へ向かいました。

 ほどなく尾根道になり、その林床には驚くほどのオオイワカガミの群生。
この群生は長く続き、彼女たちは王国を築いたようです。





 尾根道は迷うことない一本道。テープのマークは、全くありません。周囲の樹木はブナが優先しています。急峻な登りがなく‥



 と思っていると短い補助ロープで岩場に出ました。そこはシチクレ峠の手前、この細尾根で初めて展望が得られます。

 ブナ
の葉の青天井から青空に飛び出し、目指す百里ヶ岳を北に見つけました。
(10:50)



 展望地から5分ほど降れば不思議な名のシチクレ峠。左右からの道と交わる交差点です。

 昔、ある猛暑日、山に置く石地蔵を持たされた村人が、ここで音を上げ『もう勘弁シチクレ』と‥いう言い伝えはありません。
(11:00)





 峠から登っていくとブナアシウスギが、大きさを競ったり、変形したり不思議な雰囲気の森があります。そこを抜けると‥




 県境分岐に出て高島トレイルに乗りました。下山は、ここから西の根来坂峠ですが、まず北の百里ヶ岳へピストンします。
(11:25)

山頂尾根でもブナは絶えることがなく、夏日の直射日光を防ぎありがたい。
このご機嫌な展望台がありますが、日差しがまともでここでランチはできません。
右奥が武奈ヶ岳1214m、左奥は未踏の蛇谷ヶ峰902m(ジャタニガミネ)です。
(11:45)

 そして若干の急登で一等三角点山頂。トレイルのプレートをゲット。→

 『広い!』数百坪ありそうですが、周りの木が伸び展望はありません。

 しかも木陰がないので暑い。涼を求め森へ戻りましょう。
(12:00)

 少し降り、ブナにもたれてランチにします。
午後になると谷を登ってくる谷風が届きます。『極楽の風だ』
(12:05)〜(12:25)

県境分岐まで戻り、尾根をさらに西へ歩くと‥

 鯖街道根来坂峠(ネゴリザガ)に到着。右の巨木はブナですが、枝が折れ瀕死の様子です。そちらが若狭方面。

 峠から県境の高島トレイルと別れ、鯖街道を辿って下山します。
(13:25)



 街道は昔、若狭湾サバを歩いて京都まで運んだ道です。「京は遠ても十八里」と唄いながら寝ずに歩き通しました。

 祠裏の石碑には、寛政9年(1797年)と刻まれています。峠から南へトラバースの道で降るため標柱から右下へ‥

やがて伐採され広々とした大展望地に出ました。本日最高の眺望、270度の視界があります。
南東方面、左奥のピークが武奈ヶ岳1214m、右奥のピークが三国岳959mです。
(13:45)

 展望を堪能してさらに降ると時々下に見えていた林道に出合います。(13:55)

 100mほど舗装道を歩くとガードレールに「左 鯖の道」の案内板がありました。





 再び登山道で降ります。そういえば下山を始めて風に出合っていないので汗が引きません。小休止‥ササユリの季節ですね。

 トラバース道を右カーブし、再び林道に出ました。そこに焼尾地蔵の祠があります。きっとサバを運ぶ人も道中の無事を祈り、休憩をしたでしょう。
(14:10)

 500mほど舗装道を降るとヘアピンカーブの手前になります。カーブミラーの柱に「左 鯖の道」の案内板が支持する登山道へ移りました。




 往きに見たオオイワカガミの群生がこちらでも道脇にあります。おびただしいツルツル葉が圧巻です。

 植林に変わり傾斜が緩み百里ヶ岳登山口(根来坂ルート)の標柱から林道へ出ます。
(14:55)

 朽木小入谷の道を行くと茅葺の民家を改築した座禅堂。同じ高島市内のマキノ在原(アリハラ)にも茅葺集落があります。

 1年前、道草「湖北の景観」でその在原の町並みを紹介しました。6/10の火災で12軒あった茅葺家屋のうち7軒が全焼しました。

 白川郷のように大きな屋敷はないけど江戸時代からの家屋もあり悲しい。まだ家族や山仲間にも案内してなく残念です。

 川沿いの舗装道を進むとやがて小入谷バス停に着き、左折して手前の橋を渡ります。
(15:05)

 橋から直進すれば、まもなく二連の堰堤。ダムの間を渡渉して左岸へ移ると‥




 目の前に「百里ヶ岳登山道」の道標。植林の中に延びる登山道を道なりに少し登ります。5分で朝の登山口に帰着しました。
(15:20)

 下山時の暑さが身体に残り、この夜は火照ってしょうがない。水をいくら飲んでもだめで首に保冷剤を当ててやっと治まりました。


東海岳行
   “あんぎゃ〜 in 名古屋” 

 宮川大輔ケンドーコバヤシのトークライブ「あんぎゃ〜」は、全国の都道府県で公演します。昨年2月ひよこさんが体調不良のため次女と岐阜県下呂市で見ました。とても面白かったので今年1月、三重県四日市市に来たときは、ひよこさんを連れて行きました。ところが下呂市が100点なら70点くらいの出来です。

 愛知県は、しばらくないなと思っていたら早くも5月に名古屋市公会堂で開催するとDMが届きました。娘が『私も連れてって』と言うので3人で行きます。1時間半の公演で2800円のチケットはお値打ちです。早めに公会堂の駐車場に着き、車内でディナーを済ませます。

 席は前から7番目ですが端っこです。約2000人収容で3階まで満員、1階はほぼ水平の床で前の方で良かった。さて18時30分開始、揃って登場すると拍手で迎えますが、二人は満員なので満面の笑みです。大輔『いいですか、シモネタしか話しませんよ』(笑い)と念を押す。みんなそれを楽しみに来てるわけです。



 二人は、会場入り前にその土地土地の名所観光、名物を食べそれがスライドで映されます。それを見ながら話しをするのですが、スタッフたちと蓬莱軒で「ひつまぶし」を特別室で食べる写真が出ました。

 若女将が配ぜんする瞬間を撮ったのですが、部屋が暗いのでスローシャッターになったようです。動く彼女の姿だけがブレています。ケンコバはすかさず『若女将は、時速80kmで動いている』(笑い)さすがですね、ネタを見逃さない。

 スガキヤの前を通る写真が出ました。大輔は『スガキヤは京都にもある。子供の時よくラーメンを食べた。あのラーメンフォークで‥』と思い出している。『そう、遊んでてジャンケンするとき、人差し指と中指をくっつけてピーを出すとみんなが「あ!スガキヤのラーメンフォークだ」と言って受けた』(笑い)


 [道草はこの先、下ネタがありますのでお嫌いな方はここまでとしてください。ろしくお願いします]


 二人はトークの中で芸人仲間を一人ネタにします。今回はほっしゃんです。大輔は、10数年前ほっしゃんとコンビを組んでいました。売れない頃、旅先で一緒に宿で入浴した時のことです。

 ほっしゃんが座って髪を洗っている後姿を何気に見るとお尻の下に●●コがゴロンと横たわっている。『エ〜、こんな場所でするか!?』しかし良く見るとそれは彼の体の一部でした。ほっしゃんはデカイ。風呂から出て大輔が、ほっしゃんのケイタイ(折り畳みでない昔の型)をその体の一部に入れてみます。

 『全部は入れへんかったけど、電話してみたら「お客様のおかけになった電話は、圏外のため‥」となって、かからへんかった。あそこ圏外なんだ』(笑い) 滅茶苦茶な話しです。最近、テレビでほっしゃんを見るとこのことを思い出します。



 今回は、150点の上出来です。それは大ネタが馬鹿受けで、涙が出るほど笑い転げました。大輔『コバ、自分どういう風にしてんね。実生活では』『何?』『●い●! 正直に話して』

 『う〜ん‥じゃ、大輔さん横になって』『え、俺が相手なの』
 そうしてケンコバが、AからCまでの順番を若干照れ笑いして語り、大輔相手に実演します。終わって『しゃ、ダイスケさんの番』『え、俺も。‥それじゃケンコバ横になって』内容はグロくならないように上手に話します。そこはさすが話しのプロ。

 たぶん今日はこの大ネタで行こうという打ち合わせがあったようです。でも素材をもとに内容を広げて語るのは殆どアドリブだと思います。大いに笑かしてもらい大満足で帰途につきました。この次、行けるとしたら滋賀県、長野県南部、静岡県西部、福井県嶺南までなら大丈夫かな。でも今日以上は、もうないだろうな。



 車内で娘がスマホを見ながら教えてくれました。『もうツイッターでアップしてる』 それは客席中央最前列に座っていた構成作家がシャメを撮り、終演後速攻でアップしていたものです。

13.06.16(日)22:40