岳行ノート

日本コバ 934m/滋賀県東近江市 

2013年12月11日(水)


岩屋の中から入口を見ると‥入口から岩屋の中を見てる


 日本コバは、8年前に藤川谷~山頂~政所川西の基本コースを歩きました。しかし、二つの心残りがあります。ひとつは洞穴の岩屋が未発見。

 もう一つが、ルート途中の衣掛山が良くわかりませんでした。今回は野良人さんを誘い、日本コバ北の惟喬親王御陵(コレタカシンノウ)から辿ります。

 基本コースは東からですが、北からの道あったの?というような気持ちです。名神高速の八日市インターで下り、県道327号線で北進。


 すぐ県道229号線に移り、東方向へ走ります。インターから16kmで惟喬親王御陵の鳥居前に着きました。先週に続くリベンジシリーズです。

 教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「鈴鹿の山 万能ガイド」です。
<駐車地>
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大きい地図


惟喬親王御陵P

盤石の丘

△衣掛山

岩屋

▲日本コバ

角井峠分岐

▲衣掛山最高点

林道通行止看板

惟喬親王御陵P


※赤線はGPS軌跡

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時25分発  曇り/5℃
駐車地:午前8時00分着  曇り
往:2時間30分(まで、小休止含)
還:2時間05分(ランチタイム除く)
◆所要時間:4時間35分

 木地師の祖惟喬親王御陵前の駐車場に置車。鳥居左の石柱に元禄七年(319年前)の彫字がありました。鳥居を潜ると‥(8:20)

 右に親王の座像が祀られています。悲劇の親王伝説は滋賀県には多く残る。御陵内の道が終わる頃、左尾根に移り‥


 小ピークを降ると林道が見えました。下の広場手前から未舗装の道へ降ります。
(8:35)


 衣掛林道(大山谷林道)を南進すると右に「盤石(バンジャク)の丘→」の案内板。立ち寄ってみます。
(9:10)

盤石とは大きな岩のことですが、ここは以前、萱刈りの人の休憩地でした。
数分で登られる小高い丘は好展望です。遥か県境の鈴鹿山脈や‥
(9:15)
  北西に彦根市内の荒神山284mが望めます。その後ろは琵琶湖です。
林道へ戻り南進すると、落石が散乱した荒れた道になり‥

 林道終点の広地。その先が登山口です。1時間以上のアプローチでした。(9:30)

 登山口から早速、きつい植林斜面の直登が待ち構えています。ひと登りすると‥


 歩きやすい尾根道になり、右が植林・左は二次林。政所川西分岐で右折すると、すぐ衣掛山870mです。(9:40) 

 尾根を進み「日本コバ⇒」道標で左折し尾根を外します。この三叉路分岐に出合い「藤川谷」方向へ。

 登頂前に見つけられなかった岩屋を探索します。「岩屋→」道標を見て‥
(9:55)
下降すると苔にコーティングされた魅力的な岩場です。
8年前は、左の「岩屋→」道標で混乱しました。この岩場をぐるっと回ったのですが?

  野良人さんが、岩屋へ行ったことがあり、案内していただきます。
写真右、岩の間から下へ降ります。この藤川谷ルートを右折して岩壁に沿って歩くと‥


 20mで岩壁に人が潜られる穴がぽっかり。先回、私は10m位の所で戻ってしまったのです。さあ、入洞しましょう。
(10:00)

 意外! 広く平らで天井まで高さがありました。

 鍾乳洞のようで、1本立派な鍾乳石がありました。


 衣掛山岩屋も見つけ大満足。分岐に戻り、日本コバを目指します。二次林を行き、藤川谷上流部で右岸に。
(10:30)

 
前回は紅葉期に沢沿いを歩いたのですが、落葉していても癒しの森です。


 谷を登り、稜線に出たら左折します。尾根道で標高を100m上げれば‥


 日本コバ三等三角点山頂934m。眺望は、すっきりしません。気温0℃、ランチします。下山は、西の踏み跡に。
(10:50)~(11:30)


 10数分、降るとY字尾根でミスしいやすい個所です。左のテープを追います。その尾根を進むと‥

 「日本コバ⇒あと1km」の道標。松尾谷への分岐です。右尾根を取り、200mを5分歩くと次の分岐。
(12:00)

 それがこの写真「日本コバ⇒あと2.5km」の道標が立ち、永源寺への分岐です。ここも右を取り、10分で‥

 「日本コバ⇒あと3km」の道標に出合います。角井峠(カクイ)分岐です。右折すると‥
(12:10)

 尾根の入口にN字松。これがルートの目印で、快適な尾根道を降りました。右側は二次林、左側が植林です。

 N字松から5分で、尾根を左に降りますが、テープが誘導してくれます。やがて衣掛山の山名標。

 往きの衣掛山より10m標高が高い880mの最高点。も眺望はありません。
(12:30)

最高点より数分降れば、往きに歩いた尾根道に合流します。
白い「日本コバ⇒」道標があり、この先は知った道です。
(12:35)

林道終点登山口(12:50)


衣掛林道の途中、展望地があり北鈴鹿が望めます。
冠雪した御池岳1247mが、いち早く冬の到来を明示してインパクト大です。
小広場から親王御陵へ向かわず、林道を歩き続けましたが、思ったより長く感じました。

駐車場着(13:35)


 野良人さん(左)、岩屋を教えていただき感謝です。白菜とコイカミックスジャコをありがとうございました。


東海岳行
  “モーターショー” 

 「名古屋モーターショー」が、名古屋市ポートメッセなごやで12/12(木)~15(日)に催され、初日にひよこさんと行きました。二年に一度の開催で今年は18回目ですが、私たちは初めてです。国内外メーカーの最先端の車が、約400台の展示されています。

 11月23日開通の名古屋高速4号東海線を走り、伊勢湾岸自動車道で会場へ向いました。名港中央ICで下り、料金所を抜けると警備員が誘導しています。車列に並んだが最後、とろとろ速度で歩くより遅い。土日は混むから避けて平日に来たのですが‥


 30分後、駐車場に入りました。1号館は、バラエティ館です。超小型モビリティ(上:左)の試乗をやっています。我が家にも一台あったら買い物に便利そう。キャンピングカーカスタムカー等が展示され、強烈だったのはラッピングカー(上:中・右)です。

 鏡面ボディ・豹ガラシートの車がディスプレイ、こんな風にラッピングしたら超目立つ。2号館は国内メーカーのニューモデルコンセプトカーで一番楽しみな所。12月16日(月)発売、日産エクストレイル(下:左)。愛車エクストレイルは旧型車になります。


 丸みを帯びたデザインに変更され私としては残念です。愛車は、2列目の椅子を倒すとシートが真っ平になり、車中泊が快適でした。新型は傾斜があり、それも残念。(上:中)は同じく日産ブレイドグライダー、前席は運転席のみで後列が2座の次世代EV。

 (上:右)はトヨタのコンセプトカー、ドライバーの体重移動で運転操作をします。バイクでも体感できますが、ユニークな車です。身体にぴったりの服を着るモデルに私もみんなも見とれています。(下:左)もトヨタで水素で動く燃料電池自動車です。


 (上:中)はホンダS660、軽自動車のスポーツカーで市販化されそうだ。スポーツカーに乗ったことがないので試乗会に行きたい。(上:右)はスズキジムニーベースの1.3ℓエンジン・ハイブリッド本格四駆車。ワイルドだ、乗り込むのは大変そう。

 展示車をお客が触ったり乗ったりして指紋が付くのでどこも係りが必死に磨いています。(下:左)は三菱のコンセプトカーで3ℓエンジンプラグインハイブリッドGC-PHEV。デカイSUVでヒップアップのデザインが斬新、けど高そう。



 (上:中)はダイハツデカデカ、全高が185cmもあり両側観音開きドア、解放感はんぱねえ。3号館(上:右)は海外メーカーの展示、目の保養をしました。1号館に戻り、軽食を食べたり、お茶したり、マジックショーを見て帰ります。

 駐車場を出るとやはりインターに入る車が、恐ろしくも数百m並んでいる。ナビを駆使して並ばず料金所に入ったのでひよこさんが小躍りしました。

2013.12.15(日)23:40