岳行ノート
                  だいしやま
大師山 550m/福井県勝山市


2018年10月17日(火)


大師山は越前大仏の借景


 越前大仏は、勝山出身のタクシー会社創業者が、1987年建立。奈良の大仏を上回り像高17m、日本一の座像大仏です。総工費は、驚愕の380億円。

 その清大寺境内の五重塔も京都の東寺を抜き、日本一の高さ75m。9年後の2004年、納税が困難になり差し押さえられました。

 行政が公売に掛けましたが買い手なし。今年滞納40億円を放棄しました。拝観料は当初、大人3000円でしたが、値下がりが続き、現在は500円です。


 越前大仏物語は、スケールが大きいですね。因みに勝山城も彼が建てました。なんて人だ! さて清大寺は、大師山の麓に建ちます。

 白山を開山した泰澄法師を祀る大師堂が山中にあり、それで大師山です。北陸道福井北ICで下り、国道157号線で東へ走ります。

 教科書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド/福井県の山(改訂版)」です。参考書として多くのHPのお世話になりました。
<駐車場>

大きい地図





佛母寺駐車場

坂尻水場
(登山口)

大師堂

▲大師山

林道横断
(4回)

佛母寺駐車場

※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前07時30分   曇り/17℃
駐車地:午前10時05分   曇り時々晴
標高差:(180m→550m)370m
往:1時間20分(山頂まで、小休止含)
還:1時間25分(ランチタイム除く)
所要時間:2時間45分






 片瀬集落奥の佛母寺(ブツモジ)下にある駐車場に置車しました。防獣柵を開閉し、広い道を北へしばらく歩くと‥
(10:25)

 右に水場があります。木杭に「坂尻」、地名でしょうか。この後、この木杭に頻繁に出会いました。

 水場の先で登山道に入ります。昔から良く歩かれたようで堀道です。               (10:35)






 道中、真新しい合目杭に励まされます。樹木や野草に「ヤマモミジ」「イチヤクソウ6〜7月」等の名札。地元では愛山ですね。






 標高170mの駐車場から標高350mに登ると主尾根の分岐点。左は「かくま谷」なので、右折して勾配の優しい尾根へ。
(11:05)






 八合目(標高450m)を過ぎると、大木が次々と現れます。樹齢数百年もの杉が立ち並び、今までと雰囲気が変わりました。

すると杉の大木の間に大師堂です。創建ははっきりしませんが、16世紀と思われる記録があります。
泰澄大師(8世紀)自作の木像が安置されていました。
木像は何度か盗難にあったそうで、扉には南京錠が掛かっています。
(11:35)







 大師堂右側のプラ階段を登ると広葉樹林のアーケード。ゆったり歩けば‥






 大師山550m山頂です。『広い!』 ここで初めて眺望が開けます。素晴らしい劇的空間でランチタイム。
(11:45)〜(12:20)






 山頂には、1680年に寄進された八角燈があります。よく残っているものですね。右端の草むらには、2等三角点。 

泰澄大師が白山禅定の際、この山頂で初めて白山を望見したそうです。
この展望は北西の勝山市街、左に九頭竜川が奥へ下っています。
右端中央で銀色に光るドームは、恐竜博物館です。下山は、山頂南東から‥

 はっきりした道を辿り、イガ地雷を踏む。


 路傍には、アキノキリン草が揺れる。







 そして林道が現れ、横断して左の登山道を登ります。
(12:25)







 すると「千畳敷」の看板。昔、ここは展望がよく、村が境界を守る周辺の地主達をここで酒肴でねぎらいました。







 堀道を進むと新しいの古いの、何本もの倒木がふさぎ難儀です。






 2回目の林道横断。正面のアルミ梯子の横から降下します。(13:00) 3回目も同様に正面ですが、草をまたぎました。(3:15)

 そして最後の林道横断。道に降りたら左折して‥
(13:25)

 数十m歩くと崖側の細い木の赤テープを見て降ります。5分ほどで勾配が殆ど無くなり‥






 この分岐に出会いました。多分、左でも行けそうですが、佛母寺が建つ右方向へ行ってみます。







 ほどなく広い道に出て一安心。先に防獣柵があり、扉を開閉しすれば、右に‥

古刹佛母寺(ブツモジ)。創建は1700年初期です。
御堂には、本尊の延命地蔵菩薩、五百羅漢像等が安置されています。
(13:40)

33年に一度のご開帳があり、次回は7年後の2025年。
門を潜り石段を降りれば、右に駐車場です。(13:45)






 駐車場のすぐ下に大仏殿が見えます。車に無料駐車場に走り‥1台も停まっていません。何だか切なく、帰ることにしました。 


東海岳行
  “京都三点セット” 

 京都の「世界遺産」は、人気の清水寺を始め全17ヶ所あります。確認するとまだ8ヶ所しか訪れていません。できるなら残り9ヶ所を1年で制覇してみたい。しかし、一日に世界遺産を何ヶ所も行くと、二条城を除き神社仏閣なので感動が薄れそうです。せいぜい1日2ヶ所くらいが、良いかもしれません。

 そこで10月、「世界遺産/西本願寺」に行こうと思いました。しかし「世界遺産」だけでは、もったいないので「グルメ」と「エンターテイメント」を加えた三点セットにします。タイミング良く10月初、TV番組で行列の出来る店として紹介された喫茶マグドラタマゴサンド(1皿780円)が、グルメランチに良さそうです。

 「エンターテイメント」は、もう一度行きたかった愛すべき「キア」(道草:'16年4月25日)にしました。この三点セットは2.5km圏内に収まりグッドです。それならと誕生日祝いをくれた娘にお返しに誘ったら二つ返事で行く!』 ひよこさんと3人分のチケットを事前に購入しました。



 当日、二条城東の喫茶マグドラに着き、隣の有料駐車場に車を停めると開店前にもう並んでいます。全員予約しているそう。午前11時半開店ですが、開店時だけ予約可能です。

 私も5日前に3名で電話予約。その時、コロナのタマゴサンドは作るのに時間が掛かり、予約すればすぐ出せますと案内されお願いしました。一皿4つですが、3名なら2皿でいいそうです。予約した人20人が一度に入店するのでいい対応と思いました。

 このタマゴサンド喫茶コロナが考案したのですが、2012年に閉店しました。その味を惜しむお客さんの声に応え喫茶マグドラがレシピを受け、その味を再現しています。それで品名はコロナのタマゴサンドです。鹿児島産タマゴ4個に塩・昆布ダシと牛乳200mlを加え、フライパンで焼くのはわずか20秒。



 フタして1分ほど蒸らせば、雲のようにふんわりした卵焼きになります。1枚の食パン一にデミグラスソース塗り、もう一枚にはマヨネーズ付け、タマゴ焼きを挟む。

 出来たサンドイッチにプラスチックのケースをかぶせ、もう一度3分間蒸らします。これがナイスで、タマゴとタマゴがしっかりとくっつき口当たりが滑らかになります。最後に食パンをクロスに切って皿に盛り付けお客様へ。

 手間暇掛ければ時間が掛かるわけです。食べると‥こんなタマゴサンドは今まで食べたことありません。私が3個、女子は2個半づつ。『厚焼きタマゴ衝撃的!』 当たり前に美味しい。大きいので食べるのが難儀です。3個で腹ポンポン。来たくなりました。これだけ人気があるので2年前に東京へ進出しています。



 マグドラから車で10分ほど「世界遺産/西本願寺」は、京都では珍しい駐車場・拝観料無料・本堂内撮影可です。広い境内には、驚くほど大きな建物が二つ並び偉容を誇っています。

 親鸞上人像が安置されるこの御影堂(1636年建立)は、間口45m・奥行42m・高さ25mと私の家より大きい。右隣に小さく移る阿弥陀堂(1760年建立)より大きく渡り廊下でつながっています。

 本堂に上がって参拝を済ませ、駐車場へ戻ろうと歩くと「縁側と廊下の埋め木」の立て札がありました。分厚い一枚板を並べた縁側や廊下の抜け落ちた節穴を木片で修復します。それらが大工さんの遊び心で徳利など様々なモノをかたどった「埋め木」として案内されていました。探せば何十個もあるそうです。

  


<富士山>
  
<徳利>



<茄子>
 

 私の遊び心がくすぐられます。しかし次の「ギア」(道草:2016年4月25日)の開演に間に合わないので、悔しいけどこの楽しみは取っておきましょう。たまたまですが、後日10/16(火)TV「マツコの知らない世界」コロナのタマゴサンドが紹介されました。しばらく混雑しますね。

 ただこのサンドは欠点があり、身長180cmで巨漢のマツコでさえ、大きすぎてひと口で食べられません。今だにどう食べるのが正解なのか不明です。

2018.10.22(月)23:50