岳行ノート

旗山・烏山(小平山) 649m・717m
三重県伊賀市


2013年1月7日(月)


加太不動滝から東海自然歩道へ戻る渓谷


 昨年、登り納めに南鈴鹿の経塚山を周回したのですが、心に引っかかっている滝があります。それは加太川(カブト)の加太不動滝です。

 川には豪雨の爪痕の流木が、多く残っていました。加太不動滝に寄った時、長い二本の裸木が、滝前で岩壁に寄りかかっていたのです。

 流木の上部から石やツララが落下する危険があり、何より景観を損ねていました。一緒に行った野良人さんに相談『片づけに行きましょう』


 折角なのでその時と異なるコースで滝へ向かいます。車は名阪国道伊賀ICで下り北上します

 案内標識は、←柘植(ツゲ)でした。柘植駅手前を右折して踏切を渡ります。北へ2km走り…
<駐車地>

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  教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「地図で歩く鈴鹿の山」です。


駐車地→▲旗山▲烏山→加太不動滝→×道ミス→ぞろぞろ峠→駐車地

 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時40分発  曇り/−1℃
駐車地:午前8時35分着  曇り/1℃
往:2時間40分(加太不動滝まで、小休止含)
復:2時間50分(道ミス40分含、ランチタイム除く)
◆所要時間:5時間40分


 人家のない植林地で左の空き地に置車。道は東海自然歩道です。走ってきた方向と逆の南へ350m戻ると‥
(8:45) 

 送電鉄塔の番号標識があり、ここを左へ曲がり植林の中へ入ります。

 250m薄暗い道を歩き、右に巡視路の取付きを見つけました。ここが登山口です。(8:55)


 巡視路の急登個所に関電の木の階段が設置されています。二つ目の鉄塔手前で熊鷹神社の道と合流。やがて…


 旗山(ハタヤマ)三等三角点山頂です。周囲の幹が殆ど食害でやられ痛々しい。南へ尾根を1分降りると‥
(9:50)


 3つ目の鉄塔で東西に好展望。辿って来た2本の鉄塔が下に見えます。名阪国道に近いので工場が多いよう。

 山頂に戻り、次の烏山(小平山)へ稜線を歩きます。
野良人さん『これは綺麗。山さんも撮って』



曇り空は残念ですが、零下の世界で樹氷に出合えました。
良い道を行くと分岐です。烏山(小平山)へ右折します。
(10:20)


 アセビのトンネルを一旦降り、痩せた岩尾根を慎重に登ると二山目の‥


 烏山(小平山)、三角点・展望はありません。次は「国道25号線」方向でなく、矢印が無い東尾根へ向かいます。
(10:35)

 尾根を10分東南へ降り、南方向の良い道でなく、東北に進路変更。伐採された木が散らかる植林となり、辛抱して高度を下げます。

 尾根突端となり、右急斜面に安全な道を探して降り5分で東海自然歩道へ出ました。安堵して下流へ進みます。(11:40)


 橋を4つ渡ると加太不動滝の落ち口。方向を変え上流に向かいます。右端に問題の白い流木が、2本見えます。
 2週間ぶり。落差18mの加太不動滝の滝壺は岸壁に囲まれています。ランチして仕事に備えましょう。
(11:55)

 野良人さんが、見たこともない折り畳み鋸を出しました。高級ステンレスで刃も柄もピカピカ。左の木を切ります。

 上側に半分、下側に半分切り目を入れ岩で叩くとビシッと折れて残りがストンと落ちる。太いので切り応えがあり、ヒノキの香りが漂います。

 4回切ってバラしたら、2本目の細い木です。これはさっと切れます。段取りとのこ引きは、野良人さん担当。随分手慣れている。

 奮闘30分あまり‥私は木を片付けただけ。
すっきりした景観になりました。来た道の東海自然歩道へ戻ります。
途中、GPSをONにしても無反応。胸ポケットに入れていたので湿気で壊れたか?『ショック』
(12:55)


 右岸沿いの道は変化があります。東海自然歩道は、整備され道標もあるのでGPSの故障は気になりません。


 左岸にツララ群を見つけ、気温の低さを知ります。右岸へ渡り、沢沿いに右カーブ。ここからが、重要ポイントで‥

 小広場の廃屋に出合います。進行方向が、北西から西へ変わるはず。ここが第一ポイント。(13:40)
 廃屋前を通り、左の沢へ降り渡渉します。左岸に木のベンチ(写真右上)。ここが第二ポイントです。
 (左上写真)ベンチから数十m踏み跡を辿ると、沢がY字状に分かれます。沢を渡らず写真中央の木の手前を左折。薄い踏み跡を進みます。ここが最も重要な第三ポイント。 (右上写真)枯れた支流を丸太橋で渡って右へ渡渉、山腹を登っていきます。

※実は、左写真中央の木から直進して沢を渡ってしまったのです。道は整備が悪く東海自然歩道っぽくありません。私のGPSは壊れ、磁石で確認すると西ではなく北へ歩いていました。ミスで40分ロス!

登山道に東海自然歩道の道標が現れました。
お馴染みの階段は、痩せ尾根にこれでもかと続きます。

 待望のぞろぞろ峠559m、不思議な名です。加太不動滝から沢を上流へ辿り、緩くても登り続きでした。

 ここからゾロゾロ降るだけ。道標の「→奥余野森林公園」へ向かいます。
(14:55)

 沢沿いの道を35分歩くと堰堤に出て、右端から林道に出ました。数分で奥余野森林公園駐車場です。
(15:30)

 左折して車道を駐車地へ戻ります。途中で左折・右折の箇所があるので地図の確認は必要です。
(15:55)

パーティのメンバー:左から博士、画伯、私、野良人さん。皆さんのお陰で沢山の思い出ができました。ありがとうございます。

なおGPSは、冷蔵庫に2日間入れて除湿したら復活しました。『やったね』


東海岳行
   “結婚線が消えてきた” 

 前にテレビで明石家さんま『俺はトリ顔や』と言ってました。どんな顔かというと3つの特徴があり(1)小顔、(2)鼻がシュッと高い、(3)歯が出ている と話します。『若いとき前歯を折り、歯医者が出っ歯を治したらと言われた、治すといい男になり過ぎるので止めたんや』笑わせる。

 思えば他にもトリ顔系のタレントがいます。男性ではロンドンブーツ1号2号の田村敦さんちゃんに似ているし、女性では研ナオコ、ハリセンボンの箕輪はるかが思い浮かびます。私は周りにもいました。学生時代ビートルズのコピーバンドをしていましたが、メンバーの川本君です。

 サウスポーでリードギター担当。それだけでもかっこいいのですが、ロン毛のトリ顔でシュッとしてもてました。鼻が高く日本人離れした顔だと思いますが、一重まぶたが多いようです。二重だと欧米人と区別がつかないので一重を守っているのでしょう。

 

 そうそう女性でもう一人トリ顔系で大好きなお笑いの大御所がいます。それは久本雅美、愛称マチャミ・独身・54歳。司会者、女優、タレントとマルチですが基本はお笑いです。さんちゃんと同じで歯を治せば、美人になるでしょう。そうなるとお笑いに進まなかったかもしれません。

 先日、名古屋の中電ホールに彼女のライブに行きました。ホールは444席と小規模で前から8列目の好位置。彼女はレギュラーが5本も抱え、テレビで十分だと思いますが、ライブに意欲を持っています。

 今回も初企画で音楽で遊んで笑わせるという演目です。タイトルは「結婚線が消えてきた」 共演のポカスカジャンは、同じワハハ本舗の3人組コミックバンドです。開演は客席からの登場。以後何回も舞台を降りて客席を回ります。



 私たちの2mの近さまで来ました。化粧はめちゃ濃い。クラシック、童謡、演歌、替え歌と内容は多彩で相当歌唱を練習したようです。しかし、一発目のアカペラの出だしで微妙に音が外れ、当然のように笑いがおきます。

 客層は意外に私たちくらいの高齢層が中心。下ネタもバンバンあり、パンツとお尻の間にソバを挟んでクイッとやり、バリッと割れる。昨日のステージでは失敗したので、本人は大喜び。トークで面白かった話を一つ。

 舞台の練習後、スタッフ達と小さなスナックへ行きました。カラオケを歌ったり面白ネタをしたり、彼女独りで盛り上げます。そこへ50代くらいの一般客が、独りでやってきました。彼の入店後も彼女はテンションを上げ、笑いを取り大いに場を盛り上げ続けました。



 その人が、突然『君なら、いつかテレビに出て活躍できる。きっと活躍する』と1万円札をマチャミに渡そうとします。丁重に断ると『君は光るものをもっているよ』と褒めてくれたそうです。舞台は衣装替えが5回もあり、いずれもド派手で楽しませてくれました。

『金はあるで〜』と叫ぶけど、彼女のすざましい貯金残高はどのくらいだろう?

13.01.14(月)23:15