2012年12月25日(火) 加太不動滝から大日滝へ |
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鈴鹿で足を踏み入れて無いエリアがあります。亀山市の名阪国道と三重・滋賀県境の間の山域です。西内氏のガイド本を開けました。 『あるある』 行ってないコースが載っています。そこにも足跡を残しましょう。南鈴鹿は積雪が少なく、年末に危険を避けるには好都合です。 明るい新年を迎えるには安全登山。年の瀬にお忙しいと思いますが、野良人さんと画伯の3人パーティで登り納め山行に出発します。 当日は、冷蔵庫よりも寒い氷点下の濃尾平野。名阪国道の板屋インターで下り、県道25号線(大和街道)を西へ3q走ります。 教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「地図で歩く鈴鹿の山」「鈴鹿の山 万能ガイド」です。 |
<駐車地> 大きい地図・ルート検索 |
車止ゲート前駐車地 ↓ 加太不動滝登山口 ↓ 大日滝 ↓ 西島峠 ↓ ▲奥の山 ↓ ▲経塚山−経塔 ↓ 東海自然歩道下山口 ↓ 車止ゲート前駐車地 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前6時35分発 晴れ/-1℃ 駐車地:午前8時25分着 曇り/3℃ |
往:3時間35分(経塚山山頂まで・小休止含) 復:1時間15分(ランチタイム除) ◆所要時間:4時間50分 |
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右に「加太不動滝→」の案内標識。右折して林道奥まで車を進めるつもりでした。車止めがあり、Uターンして路肩に置車。 (8:30) |
川沿いに歩くと崩壊個所があり、車止めの理由がわかりました。林道終点で東海自然歩道に合流。「不動滝」標柱から鉄橋を渡ります。 (8:45) |
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左岸〜右岸と何度も岸を変え、遡上すると川幅は狭まり、突き当りに落差16mの‥ |
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加太不動滝。黒光りした岩壁を一筋で流れ落ちています。豪雨の影響で裸木が2本。3人では動かない。 (8:50) |
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戻って別沢の大日滝へ向かいます。中々楽しいルートでTOP写真のような沢の道。落差8mの2段滝でした。 (9:05) |
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飛瀑鑑賞を終え、林道終点へ戻りました。焼けた小屋を横目に東海自然歩道を登ります。降雪したようです。 (9:15) |
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流れを渡るとき、木橋の新雪にウサギの足跡を見つけて喜ぶ。この後、何度も木橋で右へ左へと渡り返し‥ |
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沢を離れると西島峠。東海自然歩道はバンドウ山へと続きます。(10:05) 私達は峠から右斜面(南)へ取付きました。山腹の薄い踏み跡から尾根へ‥ |
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氷点の尾根道は、吹き上げる強風に体感温度は下がり、手がかじかむ頬が凍てつく。 ザレた斜面は凍土の道で足がかりが無く、滑りまくる難路です。 ダメ押しに岩場の急登‥寒さに頬が固まり喋ることもできません。 |
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難路を抜け、尾根の展望地にでました。西南に右:烏山717m、中央:霊山766m。 左が目指す経塚山623mです。(10:40) |
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尾根を辿ると奥の山山頂593m。樹木に囲まれたピークです。 (10:50) |
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山頂の東にいい道、(→)テープが続きます。150m降って二股尾根に出合い確認すると『ありゃ!違ってる』 20分のロス。山頂まで戻り、上写真左(南)へ草地を降ります。ザレた尾根が右へ伸びていました。 |
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テープが現れ岩場になります。巻くのは写真左がいいようです。痩せ尾根の鞍部に着き、再び登り道‥ |
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ザレ道を急登すれば、東方面の展望地。『何ていう山?』 私が『明星ヶ岳かな』 違います。 鍼治療のように鉄塔を山体に突き刺す仏ヶ平569mでした。痩せ尾根を登ると勾配が緩み‥ |
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植林の平坦地を左へ回り込み三等三角点の経塚山。辺りに経塔を探します。南へ100m降ると‥ (12:05) 150年前疫病がはやり、村人は和尚の指示で山頂にお経を埋め五輪の塔を建てると治まりました。 |
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山名の由来の経塔を発見。地元では毎年12月はじめ頃、新年を前に新しい卒塔婆を立てます。 山頂へ戻り、ランチ。カップ麺にお湯を注いで3分待つとあまりの寒さにお湯が冷め、麺は固いまま。 (12:20)〜(12:55) |
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西へ緩く降ると左に採掘場が現れます。突端が好展望地。すると猛烈な粉雪ふぶき、うかうかしてられません。 |
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尾根ギリギリまで削り取られ、縁を歩き植林の端まで行きます。右の尾根に入り下山です。 (13:10) |
テープはありませんが、右カーブする尾根を行きます。尾根端になり、右へ転じて急斜面を慎重に降ります。 |
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5分間急降すると東海自然歩道へ降りました。朝、確認しておいた下山地点です。同じ道を戻ります。 (13:30) 駐車地着(13:55) |
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先週に続き、水曜会で訪れた石山観音公園にまた来ちゃいました。 お二人が未訪と聞いたからです。阿弥陀如来立像が最大最古のものと言われています。 石仏は33ヶ所にあり、鎌倉中期から江戸初期までの間に彫刻されたようです。 |
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馬の背は、慣れたものでひょいと。去りゆく年に心を残し、来る年にほのかな期待をし、今年の山旅を終えます。 |
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※経塚山山頂にて 左から画伯、野良人さん、私。 年末にもかかわらずお付き合いいただきありがとうございます。 |
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東海岳行 |
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’12年を振り返り” | |||||||||||||||||||||||||
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。恒例の年末反省会です。 1.目標 東海岳行は04年12月末の開校から8年が過ぎ、来年は受験ニキビの中学3年生となります。毎週アップが目標ですが「岳行ノート」は47回(’11年は44回)、「大道草」は2回(’11年は5回)、そして新コーナーの「池ものがかり」を立ち上げました。全50回なので昨年より1回の増加です。 前半2回の病欠がありましたが、後半は病欠がなく岳行ノートを遅れがちですが真面目に提出できました。お蔭でパソコンのハードディスクの空きが無くなるのが思ったよりも早く、買い替えることになりました。容量は1テラあるので当分大丈夫でしょう。 さて私のやる気エナジーの源、アクセス数は年間で約89,000件(昨年85,471/前年比件104%)になりました。1日では平均244件ですが、なだらかな山頂台地に着いたようです。うまくいけば来年5月頃に50万アクセスに達しそうです。皆様、何度もご訪問いただき感謝します。 2.振り返って ■訪問数の多い岳行ノートベスト8 ※対象は’11年11月〜’12年10月の岳行ノート
小牧アルプスは、野良人さんにご案内いただき歩きましたが、スイスへ行かなくても小牧市にアルプスがあり嬉しかった。春日井三山は、大理石の露岩、梅園にある三角点を見つけるという課題があったのですが、無事発見。飯道山・庚申山は、ジオンさんのお誘いで水曜会に参加した山行です。 飯道山行場は超楽しく、庚申山展望台は大パノラマ。曇りで鈴鹿を横一列で見えなくて残念です。御池池守さんのご案内で夢であった御池岳の全池を巡れ「池ものがかり」を作りました。お勧めは、多治見市の高社山の渓谷、奈良の大和葛城山のツツジ、福井の姥ヶ岳と経ヶ岳の自然。 長野の硫黄岳と石川の白山は、ロングコースにも自信が付きました。長野の乗鞍岳のスーパー紅葉はもう一度見たい。三重の座佐の高の砂浜、入道ヶ岳のバリルートも、もう一度歩きたい。それに初めて息子&ひよこさんの親子三人で登った御在所岳は、良い思い出です。 ■山仲間との山行 25回(昨年は23回) 縦走は、山仲間とできる山歩きの醍醐味です。石川の荒島岳の新道、長野から岐阜へ県境越えした焼岳2、滋賀から三重へ県境越えした八風越えなど独りでは到底できません。またルートがよくわからず一人では心細い青木ヶ原樹海巡りはみんなで楽しく歩け、巨大な風穴は印象に残ります。 また8月にある山の会でヒルの講演をさせて頂き、いい経験ができました。お蔭でその会の方たちとお知り合いになり12月、金勝アルプスをご一緒しました。今年も山仲間からお誘いをいただいたり、私の誘いを受けていただいたり、ありがたいことでみなさんに感謝です。 10月下旬から鈴鹿へ入り浸っている感がありますが、鈴鹿の未踏ルートを歩きたい欲求に駆られています。来年も目標は52回の山行です。 皆様のご多幸とご健勝を願い、ご訪問を心よりお待ち申し上げます。皆様、良いお年をお迎え下さい。 山たまご&ひよこ |