2013年3月9日(土) 春を告げるブナの雪根開き |
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WBC2次ラウンド「日本×台湾」は、接戦の好ゲーム。延長10回、日本が勝利するまで見ました。翌日は、山行の日ですが起きたら8時。 『ヒエ〜寝坊した』 でも単独なので遅刻ってことはありません。往復4時間コースなのでまだ間に合います。落ち着いて行動しましょう。 今週水曜会で歩かれたジオンさんや福井のSIVAさんから山の情報をお聞きしました。その山行にお誘いを頂いてたのですが、体調不良で欠席。 何とか2日後に回復したので、好天気の土曜日に出かけることにしました。「敦賀三山」の主峰でとても人気のある山です。 北陸自動車道の敦賀インターで下り、国道27号線で西に走ります。教科書は、山と渓谷社刊「関西周辺の山250」です。 |
<駐車場> 大きい地図 |
駐車場 ↓ 水場 トチノ木地蔵 ↓ 一の岳 ↓ ▲野坂岳 ↓ 「いこいの森」林間広場 駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前8時20分発 晴れ/10℃ 駐車地:午前10時5分着 晴れ/14℃ |
往:2時間25分(山頂まで、小休止含) 復:1時間25分(ランチタイム除) ◆所要時間:3時間50分 |
国道に出ると車窓に野坂山が飛び込みます。右端ピーク「一の岳」から左端の「四の岳」まで稜線を辿ります。 敦賀富士は、どこがベストショットでしょう。小浜線粟野駅西のガードを潜り、左折して野坂いこいの森へ。 |
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いこいの森入口に綺麗なトイレ。少年自然の家を過ぎれば林間広場です。満車の駐車場に停め出発します。 (10:20) |
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「敦賀三山」の西方ヶ岳と岩籠山は登攀済で野坂岳で完結です。駐車場から東へ少し戻ると登山口の標識。 「頂上まで約2時間30分」と付記があり、幅広の遊歩道を歩きます。 |
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15分ほどで山道となり、シャーベット状の残雪に足を置く。沢沿いの道は、左岸を緩く登り‥ |
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やがてトチノ木地蔵の見守る水場に着きました。山腹道に雪がどっぷりあるのでここで軽アイゼンを装着します。 (10:50) |
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足下はグズグズな雪ですが、一変に歩き易くなりました。斜面をジグザグ20分、道標に出合います。 (11:20) 尾根道の踏み跡をきちっと辿らないといけません。外せば約3割の確率で緩んだ雪をズコッと踏み抜きます。 |
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右に視界が開けたら北方向に僧たちの修行場だった行者岩の展望地です。 地元の方『冬はあそこへ誰も行かないよ』 右上の弧は敦賀湾ですが、はっきりしません。 行者岩の上方に傘形の「敦賀三山」西方ヶ岳(サイホウガダケ)764mが、春霞に紗をかけらています。 (11:35) |
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踏み跡は一の岳748mへは向かわず、ピークを避けトラバースします。この辺り、新緑期なら雰囲気いいでしょうね。 |
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すると敦賀市街の眺望が開け「一の岳」の道標。この背後に行者の袖地蔵の祠が、雪から頭を出している‥ このことは、後で地元の方にお聞きしたので私は往きも還りも発見できませんでした。 (11:45) |
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行く手の右ピークは二の岳 左ピークが三の岳。隠れて見えませんが、その奥が四の岳の野坂岳山頂となります。 |
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そして左手、東方向に「敦賀三山」の岩籠山(イワゴモリ)765m。インディアン平原はどの辺り? 左下は、工事中の舞鶴若狭自動車道です。ゴルフ場から岩籠山トンネルへ潜るのが見えます。 |
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トラバースして尾根に登り、ブナ林の雪根開きの間を辿っていきました。雪原は太陽光を反射するけど幹は吸収する。 木は温まり周辺の雪を融かす。窪みのできた雪への直接光と幹から跳ね返った反射光がさらに雪を融かす。春が来る。 |
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尾根の道は緩やかで、やがて二の岳(12:20)。ブナ林は続き三の岳(12:35)。斜面をサクサク登れば‥ |
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正面に避難小屋が見えてきました。中の温度計は14℃、雪が緩むはずです。(12:40) |
奥に嶽権現安置所があり、山開きの日に麓の宗福寺に安置された嶽権現像が祀られます。 |
程なく広い台地に一等三角点(四の岳)山頂。914mの標高は、敦賀市の郵便番号と同じ。それで親しまれるの? 360度の展望をおかずに10名の登山者がお食事中。早速私も‥ (12:545)〜(13:15) |
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南の展望、左奥の尖峰が三国岳876m、その右やや下に赤坂山824m、写真では分かりにくい。 中央奥が大谷山814mと高島トレイルの峰々が並んでいます。 |
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透明感のない眺望。岩籠山765m(09.09.16)、西方ヶ岳764m(10.06.09)と敦賀三山を3年かけて登りました。 |
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下山は滑るように足を運びます。三の岳、二の岳と過ぎ、正面に白いテレビ塔の一の岳ピークが見えてきました。 |
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一の岳(13:50)を過ぎ斜面のトラバース。 スプーンですくったように並ぶ雪紋の光と影が美しく、立ち止まって見とれます。 |
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植林は急斜面で慎重に降りました。赤服の女性が中央に小さく見えます。トチノ木地蔵で軽アイゼンを外しました。 (14:15) 軽くなった足で沢沿いの道を駐車場へと戻ります。車の温度計は『22度!』 (14:40) |
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東海岳行 |
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“これもシルク” | |
シルク・ドゥ・ソレイユ(フランス語で太陽のサーカス)は、一年おきに来日してツアーしています。ひよこさんも大好きで、次のツアーを楽しみに心待ちしていました。年末にメールが届き、3月にショーをやるというの早速申し込みます。早いほどいい席が取れるので。 後で内容を確かめるとシルク・ドゥ・ソレイユではなくシルク・エロワーズ。『エロいシルク?』調べるとシルク・ドゥ・ソレイユ公認のサーカスでそこで演技していた人も含め別な表現方法でショーをしているとのこと。『平たく言えばのれん分けみたいなものか』もうキャンセルはできません。 上演は、愛知県芸術劇場と格調高い劇場です。ホールはバルコニーがある馬蹄型で5階2500席あります。サーカスに合うのかなという感じ。チケットが届くと前から2列目の絶好ポジションです。『これは楽しみ』 シルク・ドゥ・ソレイユ公認ならパフォーマンスは期待を裏切らないでしょう。来日公演は2回目。今回のテーマは「iD/アイディ」アイデンティティ‥自分が自分である証。舞台は都会のビルに囲まれた路地裏です。 ウエストサイド物語のように2つのグループが対立して技を競う設定。サーカスの真骨頂のアクロバットにブレイクダンス、ヒップホップを融合させてミュージカルのような群舞に迫力あります。 アーティストは15名でそれぞれ得意のパフォーマンスを持っていますが、ダンスや他の人の演技にも参加します。当然衣装チェンジもあるので大変です。前半45分、30分休憩、後半45分の構成も体力消耗を考えるとそうなるでしょう。 全部で10演目あり、ローラーブレード・自転車などスピード感溢れるもの、高く積み上げられた椅子の上で繰り広げるバランス技、 天井から吊り下げられたロープや布を腕や身体に巻きつけ空中で演技する筋力技等。音楽は生バンドではありませんが、演技に合わせ背景のビルに映像が変化します。 新東京駅ができたとき、壁に映したていた映像ですね。ステージでは、突然ビルが崩れたり、窓や扉が出現します。それに合わせ人が落下したり現れたり消えたりとその表現は斬新です。演技と映像と音楽、それにオリジナルな衣装。すべてがトータルにダイナミックな展開します。 これを作った人は天才ですね。下にトランポリンを見えないように設置し、ビルの上から何人もが飛び降り、バウンドして壁を次々に昇りまた飛び降りるのは圧巻です。 カーテンコールではアーティスト以外のスタッフ、映像デザイナーや照明デザイナーも並んでいました。それはそうだと納得します。『見て損はない?』『損はないでしょ』 さて今年に入り、チケット会社からシルク・ドゥ・ソレイユのメールが届きました。すごい! タイトルがしびれる。 「マイケル・ジャクソン ザ・イモータル ワールドツアー」キング・オブ・ポップのマイケルとエンターテイメント集団シルクのコラボです。歌とダンスとサーカス、ゾックゾックします。詳しく見ると『ギョギョ!』こんな高額なチケットは、大相撲の桟敷席かディナーショー以外知りません。 テレビでプロモーションビデオを見るとバンドはマイケルのショーで演奏したミュージッシャンが入り、ダンサーの人数もしっかり揃え、マイケルの映像と彼の歌声が流れています。 衣装は見たことがないような凝ったもので人件費やコストは半端じゃない。それに楽曲や映像の使用料もすごい額でしょう。チケットが高額になるはずです。しかしどうしよう、、、試しに抽選を申し込んでみると、、、、外れた。『え〜そんなに見たい人いるの』 他のチケットサイトで申し込むと、、、、、また外れた。『え〜どうしよう。見ないと後悔するかなあ』 申し込み募集は何回かあるようです。取りあえず確定申告の還付金を充てにしよう。 |