2016年2月24日(木) 男鬼山頂上の方位石碑 ( 「西」の裏側は「東」と刻まれ方位は合っています。それにしても立派です) |
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西内正弘氏がガイドブックで紹介した鈴鹿五十山(道草)の未踏峰は、残すところ五座。男鬼山・ソノド・不老堂・サクラグチ・西山です。 そんな折「ジオンと山歩記」さんの水曜会から男鬼山山行のお誘いを受けました。周辺の男鬼・落合・武奈・明幸の廃村は、鈴鹿の秘境です。 変わった山名の男鬼山5km東隣に霊仙山。和銅5年(712年)に建立の霊仙山七ヶ寺(松尾寺だけ現存)に男鬼寺(ダンキジ)があります。 寺の場所は不明ですが、ひよっとしたら山名の由来かもしれません。名神高速道路彦根ICで下り、県道239号線・17号線を走ります。 予定してた男鬼峠へ入る林道が、進入禁止のため落合へ向かうことになりました。参考書として「山聲」さんにお世話になりました。 |
<駐車地> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南発:午前7時00分 曇り/4℃ 駐車場着:午前9時15分 曇り/3℃ |
往:3時間10分(武奈山まで、小休止含) 還:2時間50分(ランチタイム除く) 所要時間:6時間00分 |
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県道終点が落合集落。公民館前に駐車させて頂きます。風景に記憶があり、6年前霊仙山周回の時ここを歩きました。 (9:30) |
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駐車地から大洞谷上流へ50m歩くと、北西に向かう林道の入口です。通行止のバリケードが恨めしい。 |
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10分で林道は分岐します。標識の「男鬼・鳥居本→」方向へ左折。 |
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更に林道を進み、無人の男鬼集落を抜けます。家屋も林道も荒れていません。通行止は何だったのでしょう。 |
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集落西端に比婆神社の入口。鳥居を潜り車で10分、岩窟に接した社があります。(→) 大正末期再建、社殿は荘厳です。(創建1751年説) 10分北へ歩くと林道分岐。「武奈・米原↑」へ向かいます。 (10:00) |
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1時間林道を歩きました。林道ショートカットの入口を見逃し、戻って地形図の点線(登山道)を確認。『ここからだ』 (10:25) |
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舗装道歩きに飽き、山道は急登でも楽しいと足が喜んでいます。30分踏み跡を行くと‥ |
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再び林道に出て北西へ10分。 林道ショートカットの山道へ入ると見事な苔岩群、カレンフェルトです。そこから降ると‥ |
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北の米原市から上ってきた広域林道に出合います。左に折れ‥ (11:35) |
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ヘアピンカーブへ出ました。ポイントごとに地形図を確認。林道でも登山道と変わらず難しい。 (11:45) 植林の谷地を15分歩き、右斜面の谷を登ります。 |
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上に出ると葉の落ちた広葉樹林。東の580mピークに立ち寄りましたが、眺望はありません。 写真上のなだらかなピーク武奈山を目指し、西へ尾根道を登ります。 |
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武奈山三等三角点660m。男鬼町の里山は男鬼山、武奈町の里山なので武奈山でしょうか。 (12:40) |
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頂上は風が冷たく、下の窪地でランチします。マイナーなコースですが、13名パーティ。 (12:50)〜(13:25) |
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二座目を目指します。風が冷たく曇り空、雪が降る雰囲気です。尾根を南へ降ると10分で鞍部に出ました。 更に南へ尾根を登ります。未舗装道に出て左折。鉄塔を左に山へ入り、東に5分登ると‥ |
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男鬼山683m登頂。10m以上の植林の木が、なぎ倒されています。参考書の11年前のレポでは、植林の山頂でした。 大きな台風でも来たのでしょうか。表土が薄いようで強風に耐えらなかったのかもしれません。 (14:00) |
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東へ数分降ると石組の上に石碑があります。(TOP写真) 本日、初めての大展望、ここは見逃せません。中央ピークが霊仙山1084m三角点峰。 左端は、昨年10月に登った阿弥陀ヶ峰876mです。3か月前なのに遠い記憶に感じます。 (14:15) |
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未舗装道へ戻り、南東へ歩くと車が走る広域林道です。車なら男鬼山はお手軽ハイキング。広域林道を右折し‥ (14:45) |
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振り返ると北に優しい稜線の男鬼山。山名とミスマッチ。廃村地域ですが林道は縦横に山中を走る。日本らしい。 |
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舗装道を20分行けば男鬼峠です。当初計画は、ここから出発する予定でした。先ほど見た軽自動車が停まり‥ 『河内の風穴には、どう行けばよいでしょう?』 ジオンさんが答えています。なるほどそういう目的で走るのか。 (15:05) |
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峠から東へ林道を降ります。1時間歩けば、落合集落へ帰着。この黄色のバリケードを動かせば車を進入できました。 しかし、足で歩けば、車では見逃す風景が残ります。負け惜しみです。 (16:05) |
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ジオンさん、乱丸さん&のこさん、あさひさん、モモ&ボトルさん、モモさんのお友だち、長さん、福ちゃん、ドルフィーさん、みれさん、お久しぶりせきすいさん、お世話になりました。 |
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東海岳行 |
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“32段1200体” | |||||||||||
1月中旬、山友の岳魚さんからメールが届きました。奥様に誘われて袋井市可睡斎のひなまつりを見に行かれました。岳魚さんは、ひな人形に興味はなかったのですが、32段1200体のひな人形に圧倒されたそうです。きっとひよこさんも感動すると言われます。これは行かねばなりません。 2月13日(土)、新東名の豊田東JCT〜浜松いなさJCT(55km)が開通したのでその高速も走ってみたい。2月22日(月)浜松で開かれる山下達郎のコンサートチケットが抽選で当たりました。22日、車を走らせます。意外ですが愛知の新東名は、静岡のように広々した感じはありません。(下左) 13時前に岡崎SAへ入りました。(下中) まだオープン間もないので平日もすごい賑わいです。(下右) 手打ち釜揚げうどん大正庵釜春に行くと30分待ち! 諦めてテイクアウトでににぎのいなりすしを購入します。車内で食べましたが、ご飯の中にいろいろな具が入って当たりでした。
随分前ですが、ひよこさんと広大な可睡ゆりの園を散策したことがあります。可睡斎は道を挟んだ西側で、山門下の無料駐車場に停めました。(下左) 600年前の室町時代に開山され、家康も子供のころ訪れた由緒ある古刹です。拝観料500円×2を払うとお坊さんが優しく順路を説明してくれます。 とても感じが良かったので心温かくなりました。靴を脱ぎ、まず家康の位牌がある本堂へ向かいます。そして修行僧が生活する僧堂、秋葉信仰総本殿の御真殿と廻りますが、どこも多くのひな人形が飾られています。日本庭園を見る回廊には、ずらりと並ぶおひな様。(下中)
驚いたのは日本一の広さを誇る東司(トウス)、男女兼用のお手洗いで昭和12年建立です。(上右) 。写真後ろに並ぶ個室は、ありがたくも洋式でした。左に立つ明王像は国登録有形文化財です。そしてやはり有形文化財瑞龍閣の2階に上がり、50畳二間、つまり100畳の部屋に入ると『お〜』 思わず感嘆の声、見たことがない光景です。(下) 32段1200体圧巻の段飾り‥飾るのは大変。ひなまつりは、1月1日〜3月31日で年末にお坊さんや観光課の人たちが飾付けしたでしょう。イベントは今年で2年目です。お寺にはもともと供養で多くの人形が持ち込まれていました。
昨年は2000体でしたが募集したら3200体になり、官女、五人囃など種類ごとに保管していました。さすがにこれだけ揃うと華やかです。人形は保存状態が良いものばかり。よく見るとひとつひとつが、生き生きとした表情やしぐさをで親しみがわきます。(下左) 職人魂ここにありです。 境内の可睡斎ぼたん苑は有名で、見頃は4月中旬。瑞龍閣1階に下り、島根のだいこん島から来た花を飾る室内ぼたん園(下中)を鑑賞し、45分で周回は終わりました。境内を散策し、山門から下りると参道にお土産店が見えます。店前にある「精進アイス」の看板につられ中に入りました。
気温はそれどころではなかったのですが、店内のストーブ前が夏のようで注文します。可睡斎のお坊さんが、トッピングの小豆を作り、アイスは参道のアイスクリーム店のものです。近所同士でコラボしたアイスは、甘過ぎず口当たりが良く美味しい。(上右) 浜松のコンサートに走ります。 |