あぶしな |
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遠見山260m〜黒谷自然公園跡(▲阿夫志奈336m) 岐阜県川辺町 |
2020年3月11日(水) 150mの落差・岩稜スリル (岩稜の中央に青い服のジオンさん、下は飛騨川と下麻生集落) |
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ジオンさんの水曜会で遠見山に行くことになりました。私は、今年1月に対岸の権現山とセットで登っています。コースは、どうしましょう。 3年前、山友の野良人さんから『川辺町に遊園地の大きな廃墟がある』と何度もお話を聞きました。巡視路を徘徊して偶然見つけたそうです。 後日、3人のお孫さんを連れて訪れ、『死ぬほど面白かったよ』との感想。廃墟のGPS軌跡を頂いたので、遠見山から周回してみましょう。 水曜会5人パーティで辿ります。美濃加茂バイパスから国道41号線に入り、飛騨川沿いを3km北上すれば下麻生交差点。その角にある‥ 参考書は、東海岳行「遠見山/2020.01.10」です。また野良人さんの「GPS軌跡」にお世話になりました。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
黒谷自然公園跡→▲阿夫志奈→南天の滝→北部公民館駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ◎トンネル ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前7時50分 曇り/11℃ 駐車場:午前8時50分 曇り/13℃ 標高差:(100m→336m)236m |
往:2時間25分(▲阿夫志奈まで、小休止含) 還:1時間20分(ランチタイム含まず) 所要時間:3時間45分 |
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遠見山登山者の指定駐車場、北部公民館に置車します。左の国道41号線下麻生交差点から‥ (9:00) |
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北東へ50m歩き、レンガの暖炉煙突を左折。奥に‥ |
高山本線土堤のお独り様トンネルを潜り抜けて‥ |
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昨年2月、軟弱な斜面に整備された遠見山登山道を辿ります。15分の急登をガンバり、尾根分岐に出て左折。 |
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この山のハイライト、見晴らし岩と249mピークへの岩稜を歩きます。 非日常のスリルを体験したら尾根分岐に戻り、山頂へ。 |
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山頂下に城池。濁っていますが、城があるころは、いかがだったでしょう。この南に‥ |
遠見岩。記念写真には良いスポットです。ピース! それでは山頂へ参りましょう。 |
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遠見山260m山頂に秋葉神社。江戸時代、下麻生城が建ちました。石灯籠に「天明六丙午十二月吉日」の刻字。(1786年) (9:55) |
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城池から西へ降ります。灌木が刈られ、1月に来た時より歩きやすくなっていました。 (10:05) |
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明快な尾根道からシダの山腹道に変わりますが、道はハッキリしています。 |
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やがて中電の鉄塔66。尾根道が、更に西へ延びていますが、鉄塔左の山腹道で降ります。 (10:20) |
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谷を南へ進み、鉄塔から標高を90m下げると‥ |
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未舗装の日後谷林道へ降りました。 (10:35) 右折して200m西の分岐で左折します。次の分岐も鋭角に左折。 |
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ジグザグ高度を上げると散弾銃の薬きょうが落ちていました。やがて圧倒的なコンクリートの擁壁、黒谷自然公園北口です。 (11:00) |
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今はもう誰もいない公園。賑わいを想像しながら探索します。 3階建てのビルの右上には、長さ75mの吊り橋。 吊り橋下に動物の小さい檻が3部屋、右には大きい檻が2部屋。 山上の廃墟は、南北に300m程の大きさがあり、南端の三角点まで行きます。 |
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ビルの屋上は、昨日の雨で水浸し。樋が詰まっているのでしょうか。ここから納古山や飛騨川の展望があります。 |
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南東に飛騨川、左端ピークが、1/10に登頂した権現山397mです。そこからこのビルが望めます。↓ ※ジオンさん提供 |
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更に進むと、高さ10mの露岩を周回するゴーカート場。この先で広い平坦地に出て‥ |
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草藪の踏み跡を歩くと寂しそうなダンボ。右側の踏み跡を歩き、小高い場所へ登ります。 |
南端に四等三角点「阿夫志奈」336m。地形図の△印が珍しく欠落しています。(11:25) |
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「廃墟、Spark Joy!」、北口に戻り、黒谷自然公園に別れました。 (11:50) 日後谷林道を降ると壁がゴツゴツで手彫りのようなトンネルを潜ります。 (12:15) |
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すると、南天の滝の案内板が立つので日後谷川を60mほど遡ると 水量の多い20mの直爆に出合いました。マイナスイオンでコロナは退治できんか! (12:20) ここからしばらく歩くと車止ゲートがある林道入口です。 (12:30) |
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そして里の神社でランチしました。 (12:40)〜(13:15) 下麻生交差点近くに来ると‥歩いた岩稜下部で満開の河津桜。美味しい春を頂きました。 駐車場着(13:25) |
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東海岳行 |
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“黒谷自然公園跡” | ||||||||||
山友の野良人さんが、川辺町に建つ送電線の巡視路を探索しているとき、この黒谷自然公園に出合いました予備知識も無く、突然現れたのでぶったまげでしょう。 私はそれを教えて貰っていたので驚きはしませんが、南北300mもの大規模なものが、標高330mの辺鄙な場所にあることも不思議です。 ネットで事前に確認すると‥地元の資産家が、この公園を初めから作りました。犬山市にも何もない信貴山300mという低山に道を作り、整地をして寺院と三重塔を作られた資産家がみえます。 有り余る資産を保つと人が思いつかないほどのスケールを考えつくようです。私も1000億円くらい資産があったら、山を手に入れて山城を作ってみたい。この自然公園は、40年前の1980年に開園して25年後の2005年に閉園しました。私は愛知県江南市に住んでいたためか、そのことは全く知りません。 3階建ての本館(2つ上の写真)は、左の外階段から上がって行きます。(上左) 2階は、最近誰かがペイントしたようです。(上中) 林道は車止めされているので、塗料は持ってきたのでしょうか。ある意味力作だ。3階は、昔の暮しの道具や農機具が展示室だったようで残されたままです。(上右) 屋上は、14コマ目のように水浸しですが、本館横から延びている75mの吊り橋が上から見下ろせます。底板はボロボロです。(下左) 吊り橋の行き着く先には‥何もありません。降りると下にマネキンが転がっていて夜だったら腰を抜かしそうです。(下中) 本館から南進むと大きな温室(右上)、ただ植物は枯れています。ゴーカート場の建物に巨大なスズメバチの巣。(下左) これが一番恐ろしい。ゴーカート場の南に池があり、発泡スチロール製のトラのほりものが浮き、風で動くので不気味です。(下中) その向かいに茶室。(下右) あれやこれやありテーマが不明です。 自分の好きなものを具体化したように思えました。園内の案内絵図には、他に食堂、自販機コーナーが、表されています。他に分かったことは、2000年の電話帳に自然公園の番号が載っていて、住所は上川辺514です。今は、この番地はヤフーの地図にはありません。 自然公園は、個人の所有なので川辺町は手を入れることは出来ません。1999年、岐阜公園水族館が閉鎖された際、ケープペンギン1羽がここに移された記事がありました。南端の三角点で探索は終えたのですが、駐車場はどこにあったのでしょう。ここが賑わった頃の写真を見たかったのですが、残念ながら未発見です。 |