雨乞岳4 1238m/滋賀県甲賀市 |
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2020年10月14日(水) 雨乞岳より東雨乞岳 (両サイドは左:釈迦ヶ岳、右:国見岳と御在所岳) |
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ジオンさんの水曜会にお誘いを頂き、久しぶりの鈴鹿山行です。御池岳1247mに次ぐ鈴鹿2番目の標高を誇る雨乞岳1238mです。 鈴鹿スカイラインから郡界尾根を辿り、クラ谷から武平峠に降る周回です。このコースは、7年前に単独で5時間半かけて歩きました。 健脚コースですが、展望は四囲に拡がり素晴らしい。丸い山体に笹原の登山道が伸びる光景は、非日常の世界で山歩きの喜びを感じます。 鈴鹿では谷筋や山腹道が荒れるのが早く、留意しなくてはなりません。当日、水曜会は11名のメンバーが集合、最高齢は78歳の姉様です。 参考書は、本HP東海岳行の岳行ノート、「雨乞岳(郡界尾根)2013年12月3日」で再訪となりました。 |
<駐車場> ドラッグスクロールで移動 大きい地図 |
△東雨乞岳→▲雨乞山→沢谷峠→武平トンネル西口駐車場 ※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 ■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江南発:午前6時30分 晴れ/18℃ 駐車地:午前7時45分 晴れ/16℃ 標高差:(780m→1238m)458m |
往:3時間30分(山頂まで、小休止含) 還:2時間55分(ランチタイム除く) 時間:6時間25分 |
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鈴鹿スカイラインの武平トンネル西口南の駐車場に置車。皆さんと挨拶を交わし、車道を西へ650m降れば‥ (8:05) |
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最初のヘアピンカーブに建つ雨量中継局奥が登山口です。入山すると‥ |
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岩がゴロゴロ。水量の少ない沢を渡渉します。尾根までしばらく植林の急登です。 (8:15) |
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30分登って一服峠930mで休憩します。(8:45) その峠で郡界尾根に乗り、まず西へ辿ります。 すると開けた場所に出て、南東に鎌ヶ岳1161m。 鈴鹿の槍ヶ岳と称されるますが、さもありなん。 |
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要所に誘導テープがあり、以前来たときより歩きやすいと感じました。ここは、山頂ぽくない沢谷の頭967m。 (9:15) |
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次の三人山1014mを目指す斜面。左の幹に「→雨乞 ↑三人山」と刻まれています。「乞」に違和感を感じる。 (9:55) |
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三人山を降ると秋の気配。この先が鞍部の三服峠です。 (1015) 峠からは、広葉樹の急勾配になりました。 わっせわっせと登れば、樹林を抜け開放的な青空の‥ |
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7年前は、笹が背丈程ありました。今は膝丈~腰までです。このコースは、林道に出合いませんが、足下に‥ |
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リンドウ |
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そして第1目標の東雨乞岳1220m。周囲に樹木はなく、ただ裸地が拡がります。今日の風は、少し冷たい。 (11:00) |
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一息ついたら笹の切開きを辿り、東雨乞岳より18m高い本峰へ。 7年前の岳行ノートを見たらこの写真とTOP写真は、同じ構図でした。 感受性が停滞しています。 |
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登頂雨乞岳1238m三等三角点、奥に霞む琵琶湖。ここも30cmほど笹が低くなりました。休憩後、東雨乞岳へ。 (11:15) |
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斜面で風除けランチしました。さて下山の登山道は、北のイブネ1160mに向かう下り坂46。 (11:40)~(12:10) |
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尾根道の紅葉は、まだまだですが嬉しい。遠く、右:鎌ヶ岳、左:御在所岳。 |
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200m標高を下げ鞍部の七人山分岐。左、番号表「ここは⑦番です」 以後①番まで拾います。右折して‥ (12:30) |
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どうです。良いです。 |
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下山路は谷道で何度も渡渉します。「全集中、水の呼吸」 流量は少なく転石があり、幸い水ポチャしませんでした。 クラ谷の⑤番(13:05)を過ぎると荒れた道となり、 ややこしい道もありますがマークを追います。 |
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崩壊地をトラバースすると④番沢谷峠(クラ谷分岐)です。道標「武平峠→」が、道迷いを防ぎます。 (13:30) |
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谷道から離れ斜面をトラバースすると、③番が郡界尾根に立ちます。 (14:00) 周りは植林となり、この先が②番。 (14:20) |
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植林下を降り、①番、武平トンネル近くの下山口。駐車場すぐそこ。天気に恵まれ、最高山行でした。 (14:40) |
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東海岳行 |
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“大一大万大吉” | |||||||||
一昔前、ひよこさんと関ヶ原に行きました。西暦1600年の古戦場ですが、城跡とは違い何も目立つ建造物はありません。幟や竹柵で雰囲気を作っていましたが、戦いの場には迫力が今ひとつです。私は歴史に疎く、せいぜい徳川家康と石田三成が戦い、家康が勝利したといほどのう知識しかありません。 その時、「関ヶ原合戦」を学ぶことができる核心的な歴史館があればいいのにと思いました。先月、ニュースで岐阜関ヶ原古戦場記念館が、関ケ原町で10月21日(水)に開館すると知らせました。行かねばなりません。入館料は一般500円、コロナ拡大防止対策のため事前にネットで予約する必要があります。 1日13回で30分毎(9:30~)、1回当たり最大30名です。開館1週間後、平日の予約が取れました。関ヶ原IICから北へ1.6km、関ヶ原町役場の西側です。(下左) 館南の無料駐車場から歩きます。5階建てで櫓上部に石田三成の紋「大一大万大吉」(ダイイチダイマンダイキチ)、徳川「三つ葉葵」が見えます。(下右) 平日の午後で受付に並ぶのは高齢者が多い。(下左) 最初はグラウンドビジョン。(下右) 床面スクリーンの映像に講談師神田伯山の音声解説が付き、合戦の流れを辿ります。8分ほどで終りましたが、簡潔にまとめられて分り易かったです。隣のシアターに移ります。 超ワイドスクリーン上に兵の視点で戦さが展開し、座席が揺れ風が吹き、大音量で迫力がありました。(下左) 7分間の上映が終ると2階の展示室へ。戦国時代の武具・甲冑・資料が並びます。歴史マニアには堪らない所です。戦国体験コーナーでは、鉄砲・槍・刀が触れます。(下右) エレベーターで5階に上がれば、素晴らしい見晴らし。(下左) 関ヶ原古戦場全体に見渡しが利きます。1階・2階で体感した武将達の陣地が、展望図に表示され『ふむふむ』 臨場感を味わったら隣接の別館へ。手作りパンとコーヒーの軽食で休憩できます。 お土産は、オリジナルが多くあり、写真は「美濃紙提灯ミニライト」3025円です。なんだかんだと2時間ほど過ごしました。ところで西軍8万、東軍9万の水・食料・WCはどう用意したのでしょう。戦さの後、多くの屍をどう対応したのでしょう。翌日、家康が戦死者の埋葬、神社の修復を命じました。南無阿弥陀仏 |