若葉曇りの中を走り、菰野町の千種区民センター前に着きました。 周辺図 この常夜灯は、「千種街道」と巡見街道が交わる千草の集落にあります。 明治25年に千種村誕生を祝い建立され、高さ6.7mと立派なものです。 地元産の花崗岩が使われています。 電柱の左から朝明に向かいました。狭い道の両脇には、古い家並みが軒を連ねています。 |
|
朝明駐車場を出発する瞬間、黒い乗用車が隣に滑り込んできました。いつもの人が降りて来て環境整備協力金を請求され支払います。 よりによって一番客です。少し薄いブルーの気持ちで出発。 (7:30) |
|
雨が続いたので「根の平峠」に向かう林道入口は、水量も勢いもあります。少し上流の転石を渡りました。 | |
途中、堰堤前後の渡渉地点も水量たっぷり。足元を濡らすのがイヤで渡り場所探しに時間がかかります。この先の愛知川の渡渉が心配です。 | |
渡渉が苦手なひよこさんペースのため、予定より20分オーバーで「根の平峠」に到着です。 休憩の終わる頃、団体が上がってこられました。 (8:25) |
|
滋賀県側に降りていくと溝道は、ちょっとした川状態でなかなかペースが上がりません。(溝道を避けたショートカット道有り) 分岐を左折してコクイ谷に向かいます。 (9:10) |
|
大杉もびっちり濡れています。 | |
雰囲気が良くなってきました。まだ曇っているので新緑の輝きは、見えません。 後ろから声が聞こえるのであの団体も同じコースのようです。 |
|
上水晶谷の渡渉地点です。水流が強くひよこさんは『こわこわ』念仏が止まりません。 (9:30) |
|
気分良く歩いていくと写真右端の分岐標に出会います。右→は違うので直進します。川が見えると道がありません。 「Mr.ガーミン」と相談していると上から『お〜い』の声。団体の方が、呼んでくれました。斜面を10mほど登り、登山道に復帰します。 分岐標を左にテープ方向の緩斜面を登るのが正解でした。 |
|
コクイ谷出合です。石積みの上を流れが覆っています。あつた勤労者山岳会20名の渡り方を見て、ひよこさんは作戦を考えます。 (10:25) |
|
結論は、素足です。 私はここでスパッツを着け、ジャブジャブっと渡りました。 |
|
またまた愛知川本流の御池谷を渡ります。往きの主な渡渉は、これが最後です。帰りに同じ箇所を渡り返さなければいけません。 (10:25) |
|
出発してから3時間過ぎました。イワカガミに慰められても、あと2時間は歩かなければ‥。 |
|
しばらく登りが続き、愛知川沿いを西に進みます。 | |
狭い山腹道でひよこさんが『イル!』と叫ぶ。ヒルです。近寄ると吸血スタンスをとっていますが、動きは鈍い。湿気は充分でも気温が20℃になっていません。 | |
山岳会の方々は、佐目峠から流れてきた沢の左岸を「イブネ」に向かわれました。笹の調査をされるそうです。 右岸側にはこの標識があり、[↑佐目峠(難路)]となっています。 |
|
やがてかって栄えた鉱山の飯場跡を通り抜けました。この上は広場で敷石が点在しています。 | |
この跡地は長く続き、欠けた茶碗を見て探索したくなります。が、時間がありません。そしてここを抜けると峠へ上がります。 |
|
普通の登りでも苦しい。やっとV字空間が見え、「杉峠」が近づいたことを知ります。 | |
つりたがる太もも筋に『ファイト四発、両足二人分!』 10日前に佇んだ奥深杉峠です。4時間かかりました。 これで甲津畑から菰野町までの「千種街道」を一気通貫。 (11:45) 即リーチの「雨乞岳」はクリックしてください。 <後編>に続く |