岳行ノート
千種街道(雨乞岳編)/滋賀県市東近江市  標高1238m

<後編>

駐車場周辺図     朝明P→根の平峠→杉峠→雨乞岳→杉峠→根の平峠→P


※色線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」



ご長寿杉にタッチしてエキスをもらいます。
休憩中「雨乞岳」へ向かう方、降りてこられた方に伺うと起点は武平峠です。
朝明からはなし‥ですね。

ひよこさんが、かなりバテています。
『雨乞は30分ほどで登れますよ』と言われましたが、4時間歩いてきた我々には無理でしょう。
(11:55)
 草つきの斜面をジグザグするけどこれが結構きつい。


 尾根道両脇にハルリンドウが、母の日に鮮やかな花束です。
紫もあるんだ。
 展望の良いピークから先週歩いたフジキリ谷方面が望めます。
 山頂まで10分くらいの所でひよこさんが、ギブを出しました。『一人で行ってきてもいいよ』
ゆっくり休んでランチしてるように言いました。

 ピークの岩場にリュックを残し、空身で登ります。
 笹トンネルを抜け瞬く間に頂上です。御池に次ぐ鈴鹿第二の1238mの高さを誇ってます。
四名の方が大休止されていました。
(12:35)

「御在所岳」と「鎌ケ岳」の展望

「東雨乞」の展望  向うの山頂の人影がわかるほどの距離です。
 頂上近くの「大峠の沢」写真を撮ったらすぐ戻ります。
 山頂から5分でランチ場所に戻りました。
『イブネで山岳会の人たちも食事してるよ』とひよこさん。私も急いで空中ランチ開始。
(12:45)〜(13:15)

「杉峠」から「イブネ」の経路が良く分かります。
左のガレの上に展望草地、中央の鞍部が「佐目峠」、右上のピークが「イブネ」頂上台地

先週効果大だったので復活アリナミンを飲み干して出発です。
 「杉峠」で新しい標識と道標を打ち込む音が聞こえます。我々が降りるとリュックが並んでいるだけ。「イブネ」方面に登って作業されていました。
(13:40)
 峠に別れ、帰路の「千種街道」を降ります。
 往きに気がつかなかった鉱山飯場跡に石段がありました。

 上がると広場に神社跡らしい石積みです。

 ここで足にエアーサロンパスを吹きまくります。
 瑞々しい苔は、サラダにできそう。

 「佐目峠」からの沢を渡ると何ということでしょう。峠から降りてきた山岳会の方たちとバッタリ。待ち合わせをしてもこんなにうまく逢えないでしょう。
 トチノキの巨木を過ぎれば、愛知川の本流は近い。
 山岳会の方にガイド本「愛知の130山/棚山の瀬戸岩」を飾った写真モデルのお父さんが見えました。
 かなり無理してひよこさんに同じポーズをしてもらい、岳行ページのトップ写真にしたのです。
 無事、本流の御池谷を渡ることができました。
(14:50)

 健脚揃いの山岳会の後ろをサロンパス臭い貧脚の私たち‥。

渡渉難儀のこの「コクイ谷」出合もクリアできました。
一日にこれだけ川渡りすれば、ひよこさんもさすがに度胸はつきます。
(15:10)

最後は上水晶谷の流れです。ひよこさんが、先にうまく渡ったので私が拍手しました。
こちらを見て得意の笑顔‥と流木につまずきコロン ボテンとこけました。油断大敵だ。
(15:40)
 シャクナゲは「もう少し待ってくれ」と言ってます。
 岩の溝道の流れを遡れば、もう登りはありません。ももたは、岩のようになってしまった。
 「根の平峠」です。
(16:15)
 往きに怖がった堰堤前後の渡渉もスイスイ。

 靴界の4DW、登山靴はたいしたものです。スパッツを巻けば、くるぶし辺りまでは水濡れしません。
 朝明駐車場に無事帰還し、やっとのことで「千種街道」を踏破できました。私たちの大冒険終了です。スパッツを脱ぐとヒル1匹‥やれやれ。

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  新記録33150歩  山漬け10時間
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 山岳会20名の方が、車の後ろで車座になって反省会をされています。皆さんにご挨拶して帰りましょう。今日は槙原クンのCDで締めくくり。 

甲津畑の案内板

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  ユーミン大好き
 

 黄金週間にレイボーホールのユーミン・コンサートに行って来ました。「チャゲ&飛鳥」以来久しぶりです。3日連続公演の中日でした。舞台は、アメリカングラフティの世界でピックアップトラックやなぜか天井まで届かんばかりの巨大な灯台が舞台袖にあります。観客は若い人から中高年、男女幅広い。

 新アルバムの曲を中心とした構成です。でも初期の「ルージュの伝言」が始まると全員ノリノリになりました。バスルーム、ルージュなどの歌詞は、当時新鮮で彼女のただならぬ才能を感じたものです。

 すると、とんでもないことがおきました。ユーミンが舞台を降り、観客席の中を走り出したのです。当然みんな大騒ぎ。無事、後方に作られた4畳半の板舞台に乗ります。12弦アコースティックギターとギター、ベースが周りに腰掛けました。

 イントロで“やさしさに包まれたなら”がわかると涙をこらえ切れません。生名曲です!『♪小さな頃は、神様がいて‥』歌が始まると顔は、もうボロボロです。『♪眼に映るすべてのことはメッセージ〜』幼い頃の感受性の輝きが伝わります。 ユーミン大好きだ。

 ユーミンはアンコールで再登場、でも高音が出ません。彼女の歌に四の五の言うことはない。2時間のステージを楽しませるアイデアは素晴らしい。踊って歌って帽子を不思議に飛ばしたり、劇的な早変りや記念写真撮影でエンディングするなど驚きと感心の連続。

 才能溢れる人々が作り上げたもので胸キュンの感動を味わうのもいいものです。コンサートにまた来たくなりました。今度は、聖子チャンに浸たってみようか。