岳行ノート
笠置山3 1128m/岐阜県恵那市

2025年7月7日(月)


望郷の森より北西白川町展望

(左:権現山867m、右:箱岩山979m)



 笠置山は、南里の姫栗コースが一般的です。今回辿った望郷の森からの周回コースは、何故かヤマレコ・ヤマップでも見つけられません。

 お楽しみポイント満載で巨岩の上タル・下タルの見所が目玉です。ただ標高差が少なく登山の充実感が物足りないかもしれません。


 暑い時期は熱中症リスクを避けられそうです。木曽川笠置橋からr68を北に8km走り、「デイサービスCめぐみ」の看板で右折します。

 参考書は、「東海岳行/笠置山2」です。
駐車場
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大きい地図
望郷の森駐車場→物見岩→▲笠置山→上タル・下タル→望郷の森駐車場

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

江南発:午前7時25分 晴れ/29℃
駐車場:午前9時45分 曇り/26℃
高低差:228m(900m→1128m)
往:1時間05分(山頂まで、小休止含む)
還:2時間30分(ランチタイム除く)
所要時間:3時間35分


 県道に分かれ、林道を東へ7kmで望郷の森駐車場/標高950mです。右は管理棟、奥のキャンプ場へ歩きます。
(10:10)


 管理棟の横で舗装道に分かれ、山道に入ります。疑木階段で150m高度を上げれば、林道終点


 そこの物見岩は、最高の大展望が…
(10:40)

う~む、霞みまくっています。南の富士見岩も同じでしょうから寄りません。


 林道終点に戻り、尾根道に入ります。


 樹林の緑陰と涼しい風は極楽。案内板! 笠置山ブナ林があること忘れていました。

 鳥居近くに2等三角点、奥は大屋根に守られた笠置山神社奥社(1856年再建)。神社右に…
(11:05)

 案内板が立ち、「笠置山山頂」「ヒカリゴケ」「くぐり岩」「百丈岩」「千畳敷」とスポットの表示があります。行きましょう。

 駐車場の大看板でも「ヒカリゴケ」「百丈岩」「千丈敷」のイラストを見ました。

 まず神社裏笠置山山頂。右上の斜め幹に、山名板があります。(11:15)


 山頂下に巨岩スポットが並び、まずくぐり岩。他を見てから最後に潜りましょう。


 特設階段で岩を上がると、洞窟に自生する天然記念物ヒカリゴケ。光るのを見られ、運が良かった。

左がヒカリゴケ見学の特設階段、右の巨岩に「百畳岩」の名板。
見渡しても千畳敷が良くわかりません。多くのレポでも千畳敷の写真を見ませんでした。謎です?


 くぐり岩から神社裏に出て、山頂展望台。朽ちて上るのは危険、また展望は霞みNG。散策道を北西に降りました。
(11:50)

 「亀天水神・亀岩洞窟」の大岩。炭焼の水源で水神を祀ります。右壁に亀の姿が浮き出る?

 駐車場の大看板のイラスト亀天水神では、洞窟奥に大き目の亀が描かれています。


 瞑想小屋と奥に瞑想展望台が並びます。御嶽山は霞んで見えませんが、涼しいのでランチしましょう。
(12:15)~(13:05)


 ルートは起伏が少なく、南西へ。苔岩のジャングルは楽しい。岩場もルートは確保され、尾根道に合流したら右折。


 「巨大(タル)夫婦岩」の絵地図には、見学ルートが分かりやすく描かれています。先が大タルの岩頂です。
(13::25)

そこはベンチの展望台。西に左端:見行山905m、その右:権現山867mです。
有名な坂折の棚田は、見行山権現山の間にあり見えません。

「タル岩進路→」の案内板、大タルを階段道で右から迂回します。
60m標高を下げて、下タル前に出ました。「帰路→」の案内板から笹わけ道を急登します。


 大タル・小タルを探索しながら35分かけて周回。出発点へ戻り10分休憩後、尾根道を南へ緩く登ります。

 「瞑想の森入り口」に降り、林道を右折。舗装道を600m南西へ歩きます。
(14:25)

 駐車場目前で小雨が降ってきました。
(14:35)


東海岳行

  “上タル・下タル”

 笠置山は、南の物見岩は必須スポットです。でも北にある上タル・下タルのお楽しみスポットも見逃せません。観光協会は、望郷の森駐車場の山頂案内図看板に物見岩は載せていませんが、上タル・下タルは一番大きく描いています。(下左)


<上タル・下タル案内図>

<上タル岩頂への道>

 絵図は、上タル岩頂展望台まで急な登り道で行くようになっていますが、心配ありません。実際は、絵図右上のY字分岐から道なりに降ると尾根端の展望台に着きます。(上右) 眺望後は、上右のベンチ右の上・下タル散策道降り口へ進みましょう。


<整備された散策道>

<上タルの上部>

 散策道は激降りですが、ロープ・階段完備。(上左) 上タルを右から回り込むので途中高さ58mの上タルを見ることができます。(上右) つまり高度を58m下げなければなりません。最下部に着くと、30mの下タルが樹木越しに正面右へ現れます。(下左)


 階段を登り、下タルの下から大きさを確認。(上右) 試しに下タルの裏基部に行き、ビビりました。この辺りの巨岩でボルダリングは出来るのでしょうか…知りません。案内板「帰路→」から(下左)、大タル右を迂回して笹わけ道で60m標高を上げます。


 ところでタルは何? AIに尋ねたら「この地域の方言でタル=巨岩を意味するようです」 所で望郷の森駐車場の案内図看板(上右)に「ヒカリゴケ」「百丈岩」「千丈敷」のイラストがあります。「千丈敷」はレポの写真も無く、どこなのか謎です。

2025.07.13(日)22:00