大87 “愛知の雲海山” |
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愛知県の個性的な街をランキング形式で紹介するテレビ愛知の「千原ジュニアの愛知最強!個性はげしめタウンBEST20」が、6/15放送されました。1位が名古屋市中区、2位に一宮市、3位が豊田市です。 豊田市は、まず香嵐渓・小原の四季桜を紹介されましたが、有名な名所で情報としてはありきたりです。しかしその後、押山(オシヤマ)から見る雲海の映像が流れたのですが、インパクトがありました。「愛知の130山」の1座で標高は733mです。 2003年発刊のガイド本で押山は、「頂上は、木々が生い茂り展望はあまり良くない。コースタイム往復40分」となっています。 ところが映像では、素晴らしい展望と雲海の絶景でビックリ仰天。すぐ調べて、押山と近くの駒山のW登山を計画しました。押山→押川大滝→駒山の順番です。 |
江南発:午前5時20分 曇り/19℃ 駐車地:午前7時20分 曇り/17℃ 標高差:(730m→774m)44m |
往還:10分(山頂まで) 押山P→滝P:20分 押山P→駒山P:25分 |
恵那ICより257号線で南下、豊田市押山町の林道を走ります。稲武CC手前で右折し、峰山集落へ‥ (2021.06.30・水) |
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一番奥の民家前に、「Mt.押山770m→」の指標が立ちます。地道を西進して‥ |
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カーブのスペースに駐車。左下に標識、「押山登山口/190m↑」から入山しました。 (7:30) |
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霧に包まれた雰囲気はいいけど、絶景の展望は望めそうもありません。 でもここまで来たなら山頂を目指します。 2017年11月、地元の人たちが押山で展望を妨げていた人工林を伐採しました。 御嶽山・恵那山・駒山・猿投山・風力発電所も見える絶景ポイントに変貌。 その2年後、荒れていた登山道も整備しました。 |
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林道を横断し尾根を右折します。 |
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上方が、自慢の270度パノラマの山頂です。しかし、、、 |
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『あ~残念賞』 石碑が並ぶ、3等三角点山頂773mは峯山砦跡。 石碑には、富士山・御岳山・白山など著名な霊山が彫字されています。 (7:35) 押山は、戦前までは御嶽信仰が盛んで信徒がよく登っていました。 戦後は登る人が激減し、山頂の周囲にはスギ・ヒノキが植えられます。 <山頂のパノラマ写真> |
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<Mt.押山からの展望1>押山町HPより |
<Mt.押山からの展望2> |
山頂は、ホワイトアウト寸前の濃い霧。5分で諦め、天気待ちで、一旦下山します。 |
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林道を辿り駐車地へ。車で押川大滝へ向かいます。途中、バンビに遭遇。好天の神降臨か! (7:45) |
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名倉川が、矢作川と合流する手前で駐車場に入ります。『あれ、ここ来たことあるぞ?』 奥から‥ (8:05) |
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左岸の遊歩道を進むと、すざましい轟音。 |
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名倉川の全水量が、滝から8m落ちています。記憶が蘇りました。下流の滝見橋へ行きます。 |
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橋から豪快な景観が良いポジションで楽しめます。雄大な滝です。 しかし、いつ来たかは思い出せません。多分、近くで登山したときでしょう。 ここは押山と次の駒山の経路にあり、立ち寄る予定でした。 さて、天候は曇りで変わりませんが、再度、押山へ行きましょう。 (8:20) |
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押山に登頂すると‥相変わらずガスっています。待つ間、ササユりをパチリ。 (8:40) |
ホタルブクロもパチリ。駒山登山は10時にスタートしたいので、ここは9時10分がリミットです。30分間待機できます。 |
前日は雨。25分経過すると少しづつ霧が動き出しました。洗い立ての青空は、願えませんが‥ |
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雲海らしい光景は見ることが出来ました。この時期では、贅沢は言えません。 |
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左の赤い橋は、矢作川の出合大橋です。 今春4/15押山にテレビ愛知が取材に来て、それが番組で使われました。 雲海でポピュラーなのは、放射冷却による盆地霧です。 その出現条件は、10月~12月の早朝6時~9時、前日雨で当日晴れ、風速3m以下。 条件が厳しく中々出会えません。バッチリなら壮大な雲海を見られるでしょう。 |
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もう少しで青空になるかもしれません。後ろ髪を引かれますが、駒山へ向かいます。(先回の岳行ノート) |