岳行ノート

尾張富士 275m/愛知県犬山市

2011年12月27日(火)



氷点の落葉道



 「今年の登り収めに尾張富士で鎖掛け歩きしましょう」と謎かけのようなお誘いをいただきました。それは度々、尾張近郊の低山をご一緒する野良人さんです。

 今年3月に尾張三山をご案内いただいた時、尾張富士は表参道・裏参道・南の林道・句碑のみちを歩きました。野良人さんは『できるだけ同じルートは避けます』

 『もう殆ど歩きつくしたと思いますが?』『いやいや、まだまだ道はあります』『へ〜???』低山の尾張富士にそれほど登山道があるとは思えません。


 半信半疑、でも野良人さんと歩くコースは、期待を裏切ったことが無く楽しみです。

<駐車場>
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浅間神社駐車場

新道西コース登山口
  ↓@
表参道(岩道)出合

尾張富士(奥の院)
  ↓A
明治村ゲート
  ↓B
愛知用水

59鉄塔

階段

尾張富士

南石段道
  ↓C
登山口

展望地
  ↓D
新道東コース

銀明水

浅間神社駐車場

※赤線はGPS軌跡


■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」


江   南:午前9時25分発    晴れ/-1℃
登 山 口:午前10時00分着   晴れ
往:2時間20分(2度目の山頂以下、小休止含)
復:40分
◆所要時間:3時間00分



 尾張富士は、日本一の農業用ため池入鹿池西に位置します。その西裾にある大宮浅間神社の大駐車場をお借りしました。

 左の石橋を渡った正面に拝殿。普通は、右の‥
(10:05)

 献石の並ぶ岩道を登りますが?その表参道を登るや否や、野良人さんは→左上の献石(高さ2.5m)から樹林へ入りました。

 『ええ〜、ここが登山口!これは気付かない』と驚きます。



※当日、逆光のため右写真は別日に撮影

 踏み跡程度の藪道かと思いきや、しっかりと整備された素敵なルートでまた驚く。

 山腹の緩やかな道をゆくと、木橋に雪が乗り、斜面はシダに覆われます。分岐は登りを取ればOK。

途中、プレートがあり富士新道西コース 登山道が開通して6周年になります。半年間の木の“つく”で地面固め作業と120株余のショウジョウバカマ移植による整備で完成しました」尾張富士山遊会の皆さんに感謝です。どこに出るかと楽しみにしていると、ふっと表参道の終点辺り、街路灯のある場所に合流しました。

そこから振り返ると北西に犬山市街地の展望。正面手前の低山が伊木山173m。
その上に百々ヶ峰418m。右端の低山は各務原のW権現山です。山頂方向へ振り返れば、そこは‥
(10:35)

 浅間神社奥の院です。三角点は、右の野良人さん後ろ付近で献石の間を探します。
 ありました。写真中央下、黄色いICチップが付いた四等三角点が埋まっています。




 奥の院の裏へ回ると入鹿池を中心とする展望。御嶽山は雲に隠れていました。さてと、石段の裏参道を降ります。
(10:45)

 すぐ林道に出合い左折。凍ったアスファルトにビクビクして降ると‥
(10:50)

 変則の五差路に出て明治村の北口へ向かいます。左は観光客の車が走るので右の業者道で。
(11:00)

 5分で←北口Pに着きWCを借ります。

 さらに舗装道を北方へ進むと地道になりました。

 犬山市には、ため池が150もあり県下一です。その池をいくつか左に見て愛知用水の橋を渡ります。
(11:20)



 農道を歩くと尾張富士の北尾根端に着きました。そこから林道↓へ乗り、もう一度山頂へ向かいます。
(11:35)



500mくらい未舗装路を歩くと、左に鉄塔巡視路の←標識を見つけました。
この59を目指す道は、感じのいい尾根道で緩やかな緩やかな登りです。
(11:45)

 道のいい理由がわかる気がしました。着いた鉄塔は、特殊法人から民営化された電源開発(株)Jパワーのものです。

 しかし、懐かしい所です。ここは05年犬山七低山でこの鉄塔へ来て、背後のピーク羽黒山200mを挑戦して撤退しました。

 晴天無風、眺望良好、ここでランチにします。
(11:50)〜(13:10)

 大休止後、再び巡視路を北上していくと変則の五差路へ戻りました。これで鎖一つ完成。七段目のコマで歩いた林道を50mほど南進すると‥

 右に急階段、60の鉄塔標識です。登ってこの巡視路を辿ります。3、4分で鉄塔に着き‥
(13:25)

 その向こうで道が左右↓に分かれていますが、ここは左の東南です。
 
 5、6分で次の鉄塔に着き、フェンス越しに入鹿池への展望を見ます。

 右上の山は春日井市の弥勒山437m・道樹山429mです。ここから西へ登ると‥

 山頂奥の宮北側に到着。ここは御嶽山展望地ですが、まだ雲があって見えません。(13:45)
 これで二つ目の鎖が出来ました。奥の宮を回り込み、南石段道で降ります。

 すぐ広い林道に出合って左折。(右折は神社Pへ)ヘアピンカーブから別れ、東の突当たりまで歩き‥
(13:50)

 貯水施設・鉄塔のフェンスの右へ取り付きます。ここからは山慣れた人のルートです。薄い踏み跡を辿り、南東へ向かうと‥(13:55)


シダが密生しています。南を見るとお向いの本宮山293m山頂部です。
足元に神経を集中し、シダを分けてそちらへ数m進むと驚きの場所。






150mの崖上からは180度の拡がり。正面は本宮山の採石場です。あまり前に出ると、とんでもないことになります。右写真は麓から別日に撮影、中央の地肌の見える場所が展望地です。
(14:00)

 展望地から道は、しばらくシダに隠れますが、尾根を外さなければ大丈夫。北上してケルン↓に出合えば、その先で‥

 林道と南道(コマ3つ上)の合流地点へ戻りました。これは細いけれど鎖が三つ完成。ここから林道を辿らず、すぐ左の新道東コースへ入ります。(14:10)

 この新道も良く整備され、楽しい雑木林ウォーク。林道を歩いて戻るより距離は短く、もっと歩いていたいけど10分ほどで‥

 銀明水。ここで林道に戻り、左へ降れば駐車場、右へ登れば俳句の道経由で駐車場です。私達は左を選びました。
(14:20)

※銀明水:大昔、神様が近江の土を駿河へ運び富士山琵琶湖を造られた時、こぼれた土で尾張富士が出来ました。

 富士山金明水・銀明水があるように尾張富士にも金明水・銀明水があります。


 最後の林道歩きは、足筋の熱冷ましです。駐車場へ着けば四つ目の鎖が出来ました。尾張富士で今年の山登りもおわり
(14:25)

※駐車場→西ルート→▲山頂→南石段道→東ルート→林道or句碑の道で歩けば1時間、違った尾張富士が体験できます。


東海岳行
   ’11年を振り返り  

 いつもご訪問いただきありがとうございます。恒例の年末反省会です。


1.目標

 東海岳行は04年12月末の開校から7年経ち、来年は反抗期真っ盛りの中学2年生となります。毎週アップを目指しましたが「岳行ノート」は44回(’10年は45回)、「大道草」は5回(’10年は8回)と昨年より、総数4回の減少です。3月の大震災とPC故障、8月は山で雨に打たれて病欠したことが響きました。

 しかしお陰様でアクセス数は上がり、年間で85,471件(昨年77,162/前年比件111%)1日では平均235件です。もうピークは近いと思いますが、あとどれだけ上げられるか楽しみにレポ作りに励みます。来年2月頃に40万アクセスに達しそうです。皆様、何度もご訪問いただき感謝します。


2.振り返って

訪問数の多い岳行ノートベスト  ※12月31日現在のアクセス数:対象10年10月〜11年11月

10年11月 春日山原始林(奈良) 4954
11年02月 各務原アルプス(岐阜) 2638
11年06月 田立の滝2(長野) 1970
10年10月 鎌ヶ岳〜水沢岳(三重) 1544
10年10月 刈込池(福井) 1500
10年10月 大台ケ原(奈良) 1491
11年03月 W権現山(岐阜) 1475
11年01月 藤原岳(三重) 1451












 奈良の[春日山原始林]は以前から興味があったのですが、見所を網羅したレポが探せなかったのです。どう周ればいいのか分からず公的機関でも観光地図が見つけられず、下調べに随分時間を費やしました。奈良は東海地方から遠いためか発表当月は400アクセスも行かなかったのです

 。ところが今年9月〜11月で2300アクセスをカウントしたので驚きました。ヤフーで「春日山原始林」を検索すると春日野奈良観光、Wikipediaについで3番目です。さすが世界遺産のネームヴァリューはすごい。「各務原アルプス」は、色々なHPで紹介されています。そこで単独周回というコンセプトでプランを立てました。

 毎日10件ほどのアクセスがあり、皆さんの興味が深いと思われます。因みにヤフー検索では6番目です。「田立の滝2」は、長期間通行止めでしたが修復後に行ってみました。工事現場の人のお話を聞くことができ掘り下げることが出来ラッキーでした。


■山仲間との山行 23回
1月 池田山(岐阜)、藤原岳(三重)
2月 綿向山(滋賀)
3月 南沢山・横川山(長野)、W権現山(岐阜)、尾張三山(愛知)
4月 鳩吹山(岐阜)、尾籠岩山・明神山(愛知)、弥高山・伊吹山(滋賀)、八曽山(愛知)
5月 宇連山(愛知)、駒ヶ岳(滋賀)、継鹿尾山(愛知)
6月 両見山(愛知)、岩見山・焼山(愛知)
9月 行市山〜柳ヶ瀬山(滋賀)
10月 三国峠〜三国岳(滋賀)、富士見台〜南沢山(長野
11月 柳ヶ瀬山〜椿井嶺(滋賀)
12月 御池岳池巡り1・2(滋賀)、天吉寺山(滋賀)、尾張富士(愛知)

 岳行ノート44回中、23回なので半分以上、山のお仲間にお世話になっています。縦走や雪山、知らないルート等どれも私だけでは出来ない特別な山行です。低山でもガイドブックに載っていない面白いルートがあり、好奇心が満たされ謙虚な気持ちになれます。

 前夜泊した長野の戸隠高原三方ヶ峰は遠い分、思い出深いものです。小秀山は、王道の岐阜県コースではなく長野県側から登ったへそまがり登山が出来ました。夜叉ヶ妹池という名前だけで登った滋賀のカナ山。それから山の池に目覚め、御池岳の池巡りにつながりました。

 残念ながら新コーナー立ち上げは持ち越してしまいます。さて第二の人生も3年間が過ぎましたが、もっともっと充実させたいという欲深い気持ちは失っていません。やはり規則正しい生活リズムを心がけ健康管理に努め、52回山行を目指しましょう。



皆様のご多幸とご健勝をお祈りし、ご訪問を心よりお待ち申し上げます。そのさい感想や叱咤激励をしていただけると嬉しいです。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。山たまご&ひよこ                                            
2011.12.31(土)13:25